2.点検・評価<1>効果が上がっている事項 〈1〉大学全体としては、各種の方法を用いて大学、学部(学科)、研究科(専攻)、教職・学術情報課程の理念・目的について毎年見直しして統一的に発信している。これによって、学部(学科)、研究科(専攻)は、異なる学部(学科)、研究科(専攻)の教育研究の理念・目的について相互理解することが可能となり、大学として統一性のとれた理念・目的を樹立することができる。また、大学によって理念・目的が組織的に見直しされるとともに、教職員及び学生に周知徹底される。こうした大学の取り組みは、各学部(学科)、研究科(専攻)における独自の取り組みを推奨することになり、効果的な活動を生み出している。 〈2〉学部の活動として特筆できるのは、学部単位で学科長、主事、その他の教員を構成員として組織化される学部連絡会活動である。ここでは学部を構成する学科を横断する形でさまざまな問題分析、活動の評価を行い、教育研究の理念・目的を検証し、その効果的な発信方法等、学部(学科)としての重要な戦略行動を検討する場となっている。
<2>改善すべき事項 大学院における研究教育の専門分化が急速に進行していく中で、大学の建学の理念や教育研究の理念に再度照らして、大学院における教育研究の理念・目的を再検証するとともに、大学院進学希望学生、現役の大学院生に的確に伝えていくための方法を改善する必要がある。また、大学院の各研究科としての理念・目的が、学則に明示されているが、各専攻の教育研究上の理念・目的はホームページにて公表されている一方、学則には載っていない。
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