大学運営における事務職員の役割は「教育研究活動にあたる教学を支援する」ことにある。教員と事務職員は相関関係にあり、双方向で役割を認識し業務の遂行がなされていることは至極当然のことであるし、相互信頼のもとで大学が運営されていると認識している。また学生に対しては「学生サービス」の視点から事務組織の改革をすすめ、機動的な対応(複数の課長職配置など)の実現をはかり、学生が本学における学究生活を送る上で必要と思われる情報の提供、学習の意欲を喚起するための適切な助言あるいは就職活動を支援する相談などを中心に広範囲にわたる配慮をしている。近年、メンタルな問題をかかえた学生が増加の傾向にあり、該当学生への初期対応を誤らないような職員教育や教員・事務職員間の情報共有のあり方の構築が急務であると思慮する。