東京農業大学

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自己点検・評価

序章
自己点検・評価に当たって
第1章  建学の精神・教育
  理念,教育目的・教育目標
第2章  教育の内容
第3章  教育の実施体制
第4章  教育目標の達成
        度と教育の効果
第5章  学生支援
第6章  研究
第7章  社会的活動
第8章  管理運営
第9章  財政
第10章 改革・改善
第11章 将来計画の策定
第三者評価結果 
・健康管理、メンタルケア、カウンセリング
 

 学生の心身の健康保持・増進及び安全・衛生への配慮としては、本学は世田谷キャンパス内に位置し、学生からの生活相談に対応する組織として、「保健室」と「学生相談室」があり、これらの所管は、健康増進センターが管轄している。保健室では、心身の健康保持・増進及び安全・衛生を担当し、学生相談室では心の健康保持、増進を担当している。

(1)保健室

 学生サービスセンターに健康増進センターを設置、保健室には非常勤医師4名が火〜水、金に各1名、看護師2名が常勤し学生の保健管理業務を担当し,キャンパス内での怪我と病気の応急処置や専門医への紹介、健康相談、保健指導などを行っている。平成16年度の保健室利用者は、学生総数1,034名のうち537名である。

 保健室では非常勤医師が診察や健康相談を行っている。最近の傾向は、精神的な問題が身体に出ている、いわゆる心身症的な症状を訴える学生が増えてきたことである。

 医師が不在の場合の対応は、再来室するよう促すが、看護師がその場で出来る限りの対応をしている。また、緊急時は近隣の病院を紹介し学生のニーズに対応するよう配慮している。

 

(2)定期健康診断

 学校保健法、結核予防法の定めにより毎年4月上旬に定期健康診断を実施している。平成16年度の受診率は97%、有所見者は68名、平成17年度の受診率は96.7%、有所見者は69名であった。有所見者に対しては再検査をし、その結果により健康相談・保健指導を行い必要に応じて医療機関に依頼し、疾病の早期発見・早期治療に努めている。

 平成16年度の保健室利用者は延べ人数にして、全学生の約51.9%である。主に健康診断後の再検査や急病、怪我などである。最近増加傾向にあるのが心身の健康相談である。学生のニーズに応えるべく現スタッフで努力している。定期健康診断の受診率は、過去5年間に少しずつではあるが上昇傾向にある。短大の場合は、新入生と卒業年次生だけのため、学部・大学院に比較して受診率が高いのが特徴である。受診率上昇への努力としては、ポスター等の掲示や構内放送の実施が挙げられる。

 保健室を利用してない半数以上の学生が全て健康であるとは限らないので定期健康診断時の健康教育だけでなく健康増進センターをアピールし、健康情報の配信など学生自身が健康について考える機会を提供していく必要がある。

本学の場合、在籍期間が2年間のため社会に出てからの自己の健康管理をするうえでの健康教育をする場が短く、その点は特に配慮していく必要がある。

 

(3)学生相談室

 生活相談担当部署の活動として本学は世田谷キャンパス内にあり、月〜金曜日まで正午から午後5時まで週5日間相談業務に対応しており、東京農業大学学生相談室と併設の所管である。

 平成16年度は非常勤カウンセラー2名が交替でカウンセリングを行っており、年間の開室日数は126日、来談者数は延べ24名であった。

 開室時間帯以外の来談者については状況に応じ健康増進センター(保健室)スタッフと校医が対応している。来談者延べ数11名。

 毎日、午後カウンセラーが在室することにより学生の需要には応じられるようになった。また、来談者は健康増進センター窓口で受付ける。相談内容は身体面、情緒面、学業進路面、医療面、対人面等に分けられるが学生相談室でなく他の関係部署又は関係のある教員に依頼することも数多くある。来談者が重なる場合は健康増進センターで調整し学生が利用しやすいようになっている。

 来談するには、健康増進センターの入り口側にある保健室の受付で、看護師に申し出た後相談室へ向かうが、そこには学生が集える場がないので、コミュニケーションスペースを設ける必要がある。

 

 

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