東京農業大学

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自己点検・評価

序章
自己点検・評価に当たって
第1章  建学の精神・教育
  理念,教育目的・教育目標
第2章  教育の内容
第3章  教育の実施体制
第4章  教育目標の達成
        度と教育の効果
第5章  学生支援
第6章  研究
第7章  社会的活動
第8章  管理運営
第9章  財政
第10章 改革・改善
第11章 将来計画の策定
第三者評価結果 
・退学、休学、留年等の傾向と指導の現状について


 留年者に対する教育上の配慮措置として、各学科とも留年生のクラス担任はそのまま引き継がれ、個人的相談に対応している。生物生産技術学科では留年生の登校日には必ず担任が登校のチェックを行い、きめ細かい対応を行っている。他の学科では通常の学生と同様に扱っているが、通常学生よりも心配りはされている。研究室活動は認められており、本人の意識次第で有意義な学生生活を送ることが出来る。

 ほとんどの留年生は問題なく学生生活を続けるが、留年生の中には授業についていけなくて途中で退学を選択する者もいる。入学者の多様性からきめ細かい指導を行っても、単位不足で留年する学生が生ずる。これらの問題を解決しなければならない。

 留年生の中には学力不足によるものと精神的不安定により勉学意欲が湧かず単位不足を生ずるものがおり、精神的な理由の退学率が近年高くなっている。クラス担任制でなるべく早めに対応しても限界があり、大学のカウンセリング施設の充実が必要である。

 退学理由の把握は、留年生のクラス担任、主事、学科長等が本人と面談の上、行っている。本学は教員と学生のコミュニケーションをよく取り、退学前には個人的な指導により話し合う機会がある。退学者の多くは高校の進路指導ミスで本人の希望と異なっている者、能力的についていけない者が多い。しかし、最近は精神的に通学が不可能、引きこもりというケースも少なくない。

 カウンセリング施設がまだ不十分であり、教員の個人的努力がかさねられている。今後も引き続きカウンセリング施設と教員と学生とのコミュニケーションの充実を図るよう努力する方向にある。

 

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