東京農業大学

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自己点検・評価

序章
自己点検・評価に当たって
第1章  建学の精神・教育
  理念,教育目的・教育目標
第2章  教育の内容
第3章  教育の実施体制
第4章  教育目標の達成
        度と教育の効果
第5章  学生支援
第6章  研究
第7章  社会的活動
第8章  管理運営
第9章  財政
第10章 改革・改善
第11章 将来計画の策定
第三者評価結果 
・情報機器を設置する教室の整備・使用状況
 

 世田谷キャンパスにある東京農業大学の3つの学部との共通利用施設として、学内にコンピュータ演習室を次の3教室を設置している。

 1号館2階  コンピュータ演習室  178台 

 1号館2階  コンピュータ演習室  2113台

 18号館3階 コンピュータ演習室  3151台

 コンピュータ演習室にはWindows XPを導入したパソコンが設置されており、「情報基礎(一)、情報基礎(二)」等を始めとした様々な授業に利用されている。

 さらにコンピュータ自習室には80台のパソコンを設置し、コンピュータ演習室と同様のソフトが導入され、授業の予習や復習、レポートの作成等に利用できるようになっている。また、ITスタンド(情報コンセント)には、各テーブルにLANと電源の接続口(合計80ヵ所)が設置されている。LANに接続できるパソコンであれば、自分のパソコンを 接続してインターネットを利用することができるようになっている。

 情報環境の活用に重点を置き、従来の情報サービスの周知と合わせて情報ナビゲーター的なサービスの充実や利用を支える各システムの円滑な運用と維持管理に注力していくことが望まれる。また、利用可能なサービスの周知や利用者支援の活動を策定し実施することが望ましい。

 講義教室のマルチメディア対応は平成12年度から取り組んでいる。平成12年度に液晶プロジェクターを備え付け、平成13年度には各教室にLAN整備を行い、授業で各種ネットワークを利用できるようにしている。その後計画的に各教室をマルチメディア対応教室に改修し、この施設整備に合わせてデジタル映像やPower Pointなどを活用する授業が増加している。このように一般教室においてもマルチメディア設備が普及しており、プロジェクター、OHP、ビデオ、資料提示装置などを随時使い分け、教育効果の向上を図っている。

 教室における講義のマルチメディア対応は時代の流れであるが、一方で加速する技術革新に設備が対応しきれない現状がある。とくにパソコンの進化は著しく、このパソコンのスペックにプロジェクターが対応しきれていない。さらに利用頻度の高い教室ではプロジェクターのランプ交換が早期に生じ、コストとして計上しておく必要がある。

 授業でマルチメディアを活用することは講義のビジュアル化を進め、視覚に訴える授業展開を可能にしたが、一方で授業が劇場化し視聴者として受講する状況も生じている。さらにPower Pointなどの利用は板書に比べ速度が速く、「授業のスピードについていけない」「重要なポイントがどこなのかわかりにくい」と言った声が学生からあがっている。今後はマルチメディアの利点と欠点を充分認識した上で授業に取り入れることをFD活動として取り上げていく必要がある。

 講義教室のマルチメディア化は更に進むものと考えられる。学生証のICカード化が実現すれば各教室でパソコンを利用し、瞬時に出席者の把握が可能になるため、これに対応するインフラ整備も課題である。また、マルチメディアの利用が進めば進むほど設備の安定稼動やサポート体制が授業の必須条件になるため、安定稼動と弛みない技術進歩の吸収と展開の実現にむけた組織的な対応が求められる。

 

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