東京農業大学

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自己点検・評価

序章
自己点検・評価に当たって
第1章  建学の精神・教育
  理念,教育目的・教育目標
第2章  教育の内容
第3章  教育の実施体制
第4章  教育目標の達成
        度と教育の効果
第5章  学生支援
第6章  研究
第7章  社会的活動
第8章  管理運営
第9章  財政
第10章 改革・改善
第11章 将来計画の策定
第三者評価結果 
・教養教育、専門教育、授業形態のバランス、必修・選択のバランス、専任教員の配置状況等


【生物生産技術学科】

 本学科は、作物・園芸・遺伝育種・畜産とその関連分野を幅広く網羅した教育を行うための講義・実験・実習・演習科目を配当している。51科目開設し、その内教養的科目が7、外国語3、専門基礎科目14、専門19、総合化の科目が8である。卒業要件として専門科目15、教養的科目3、その他18科目以上を教養的科目、専門科目、総合化科目から選択して学習するようにしてある。2年間の修学期間の割には多くの科目を開講し、学生の勉学意欲を満たす努力をしている。

 一般教養的科目は、当学科としては3科目を配すのみであるが、他学科と協調して時間割を組み、本学で横断的に履修できるよう配当している。さらに、全学的に実施している特別講義を受講することも可能である。また、東京農業大学で開講の一般教養科目の聴講を促したいが、有料であることから履修しづらい状態にある。

 専門教育的科目としては、専門基礎科目として14科目を配し、うち3科目については必修としている。専門科目は19科目で、うち6科目を必修とし、総合化の科目では実験・実習・演習を必修としている。特に1年次では「生物生産概論」「植物生理生態学」ならびに「動物解剖生理学」の履修と全分野の実習を行い、2年次からは、6専攻の中から選択させる専攻実習・演習を通年で行うことにより体系的かつ専門性を高める工夫をしている。学生の要望にも配慮し、科目選択の自由度を高め、選択必修の導入に向けたカリキュラムの見直しを検討しており、学生の多様性および学習意欲を満たすよう対応している。

 講義科目は、マルチメディアを多用し、その他教員オリジナルの資料・板書により運営している。実験・実習・演習科目では独自のテキストと充分な機材を用意して、時間のロスを少なくして自身で観察し思考する時間や、複数教員によるチェックに多くの時間を取るように心掛けている。特に、実験・実習・演習科目は、教員が自ら手本を示した上で実施している。実験・実習・演習は、教員と学生が直接交流を持てる機会であり、これらに多くの時間を費やす事は教員にとって過重負担となっているが、学生の学力を伸ばす良い機会になっている。

 全授業科目中、専任教員が担当する授業科目とその割合としては、51開講科目中、専任教員が担当する科目は31科目(61%)、専任教員と他学科教員による科目が3科目(6%)である。専任教員10名で、講義科目だけでなく実験・実習・演習まで担当し、加えて他学科と講義科目の担当を相互に補完し合っている状況は過重負担となっている。そのため、研究室所属学生に対する卒業論文・研究指導や教員の論文作成の時間が不足している。専任教員枠を増やす方策、あるいは実験・実習・演習の常勤的なアシスタントを導入する方策が望まれる。

 

 

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