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【個人情報保護】
【現状の説明】
本学では、「個人情報保護に関する法律(2003年制定)」の精神に基づき、2005年3月に「学校法人の個人情報保護方針」を策定し、公開した。
これを受けて、2005年4月には「学校法人東京農業大学個人情報の保護に関する規程」を制定し、同規程第4条に定める「個人情報保護委員会」を設置して安全対策を講ずるとともに、各部門に置く「個人情報セキュリティー委員会」を設置して、紛失、改ざん、漏洩等に関する予防及び是正に努めている。
また、各部門においては、2005年度に、個人情報の適正管理を目的に、各部門各所管が保有する個人情報を抽出する作業を行い、それを台帳化して以後の適正管理に役立てている。各部門各所管で抽出・管理している個人情報の内容・項目は以下のとおり。
抽出対象者、個人情報名、収集元、収集時期、収集目的・利用目的、件数、「利用目的通知」の有無、センシティブ情報の有無、保管場所、施錠の有無、保管方法、個人情報取扱者、保存年数、提出先、処分方法
なお、毎年度の入学者に対しては、「個人情報の取り扱いについて」を連絡し入学後の個人情報の利用方法と適正管理について理解を求めている。
【点検・評価】
2005年4月に「学校法人東京農業大学個人情報の保護に関する規程」が制定されて以降、大学ホームページにおいても保護方針等に関して公開し、適正な運用を行ってきた。以来、学内では学生、教職員等の名簿の類は一切作成されておらず、教職員の間の意識の徹底も図られている。個人が抱える電子的な名簿(USBメモリーの紛失等)が漏洩するような事故も起こっていない。また、個人情報が絡む業務の外部委託の際も、受託者が守るべき義務を契約書に明記するなどの行為の徹底も図られており、取扱いに遺漏はない。
本学においては、制度発足以来、概ね適正に運用されているものと評価できる。
【将来の改善策】
毎年、「学校法人東京農業大学個人情報保護方針」の内容を確認し、規程にある適正な取扱いについては継続して取り組んでいるが、制度発足以来、内容の見直し、規程の見直し等は行われていないのが現状である。個人情報保護委員会の活動の活性化とともに、「学校法人東京農業大学個人情報の保護に関する規程」の検証が当面の課題と考える。

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