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【教授会】
【現状の説明】
教授会の権限と役割は「東京農業大学短期大学部教授会規程」に明記されており、同第1条で、短期大学部に教授会を設けること、同第2条で教授会は教授をもって構成すること、同第3条第1項で、教育及び研究に関する基本方針、教員の候補者選考並びに進退に関する事項等、審議内容が規定されている。教授会は、8月を除き月1回開催されている。短期大学部部長がその議長となり、議題については、教授会の7日前までに開催される学科長会(短期大学部部長が議長)で調整している。
このように教授会は、教育課程についての教育方針、教育内容等全般について審議するほか、全学的な審議機関である全学審議会において先議された、重要な答申・提案等について、教学に関する最終意思決定機関としての責任を担っている。また、教員人事については、教員の新規採用および昇格に関して、その適否を審査する役割を担い、最終決議機関である人事委員会とともに教学に関する意思決定機関としての責任を担っている。
また、特に検討が必要と判断された案件や学長が諮問した案件については、全学審議会に委員会を設置して、教授はもとより教授以外からも広く委員を任命して検討し、その結果を全学審議会及び教授会に提案している。
【点検・評価】
短期大学部部長は、教授会での投票によって選出され(任期2年)、学内の学科及び付属施設を統括するとともに各種重要会議の主要メンバーであり、学部運営の要の役割を果たしている。一方、教授会においては議長となり議事を進行するほか、学内の各種会議等で審議された事項の報告を行っており、教授会と短期大学部部長間の連携協力関係および機能分担は適切に行われている。
教授会は、教授全員が参加して審議することができ、また議決は出席者の過半数(議題によっては3分の2以上)の同意が必要であり、民主的に運営されている。
教員人事については、教授会で選出された委員で組織される教務職員等資格審査委員会に審査を付託し、客観性の高い教員資格審査基準を設けて厳正な審査を行い、教育研究をリードできる優秀な教員の選定に考慮している。
大学全体としての重要案件等については、東京農業大学及び東京農業大学短期大学部における全学的審議機関として、全学審議会を置いている。
教授会と全学審議会との連携及び役割分担としては、全学審議会は教授会に提案される前に全学的見地から検討・調整する役割を担っており、教授会は全学審議会での審議結果を踏まえ、学部内の方針や管理運営等を検討することになっている。
全学審議会は、学長が招集し議長を務め、短期大学部部長と教授1名も構成員として参加しているため、全学審議会での審議内容と教授会での説明が乖離することがない。
このように短期大学部部長は、教授会はもとより全学審議会の構成員となり、学長、その他主要役職者と諸施策に関する意思の疎通を図っており、このことが教授会における意思決定に資している。
【将来の改善策】
全学審議会と教授会の連携及び役割分担は、良好に機能しているが、全学審議会での決定事項が既定事実化し、教授会での審議・承認が形式的にならないよう配慮する必要があり、教授会やその他の独自に開催している会議等において、より多くの意見を求めていく。
また、全学審議会に委員会を設置する際には、様々な意見を集約できるよう、委員の選任については、より一層配慮する。

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