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【社会への貢献】
【現状の説明】
〈1〉オープンカレッジ
本学および東京農業大学のオープンカレッジは、「食と農」「健康」「環境」「バイオマスエネルギー」など生活に密着した学問領域を扱ってきた本学の研究成果や教育ノウハウの蓄積を広く市民に提供しており、学ぶ楽しさを共有しながら豊かな社会づくりに貢献している。また、単なる座学に片寄ることなく実習や演習、見学などを豊富に取り入れており社会貢献ができる知識や技術を身に付けた人材養成を目指しているのも大きな特長である。その開講講座数は年間約100講座であり、社会人の受講生数は約3,000名を数える。
〈2〉グリーンアカデミー
本学および東京農業大学の特色ある教育の実績を背景に、1975年に開講した各種学校「東京農業大学成人学校」は、2010年4月から東京農業大学のグリーンアカデミーとなり、2011年4月からエクステンションセンターと組織を一体化し、満50歳からの方を対象に毎年4月から1年間のカリキュラムを開講している。その教育の理念は、「豊かで生きがいの持てるシニアライフの創造」であり、社会的背景や受講者のニーズを踏まえて、従来の豊かなシニアライフ実現だけではなく、地域で活躍できる人材養成にも力を入れた教育内容となっている。なお、具体的な教育目標は以下のとおりである。
○園芸・造園の知識と技能の修得を目指す。
○教養の修得と健康の増進を目指す。
○地域や社会で活躍できる人材の育成を目指す。
また、カリキュラムについては、学問体系に捉われることなく、目的に応じた柔軟なカリキュラムを開講しており、各科の定員は以下のとおりである。
○グリーンアカデミー本科 定員:80名
○グリーンアカデミー専科(草花・果樹・野菜・造園・みどりのまちづくり) 定員:150名
○生活健康科 定員:30名
〈3〉公開講座
本学および東京農業大学の研究成果を広く地域社会に発信するとともに、生涯学習の場を広く市民に提供し、豊かな人生を創造する交流の場を設けることを目的として、大学の特別講義を開放している。
大学の専門分野はもとより、社会、経済、政治、文化、歴史、芸術、スポーツ等の各分野にわたり、また、現代社会のキーワードである地域環境問題、都市化、国際化、情報化、高齢化等の内容を各界で活躍している著名人を講師に招き開講している。開講講座数は年間10〜13講座である。
【点検・評価】
オープンカレッジについては、開講講座数および受講生数とも順調に伸びてきている。このことは、講座内容が時代や受講生のニーズに応えている証である。一方で、グリーンアカデミーの受講生数が定員に達していない状況にある。
【将来の改善策】
オープンカレッジについては、実際のフィールドに出かけ地域の協力を得ながら活動を行う体験型・参加協働型講座のより一層の充実を実現していく。また、グリーンアカデミーの定員充足については、従来の学問体系に捉われることなく、目的に応じた柔軟なカリキュラムを編成するとともに、習得した知識や技術を地域社会活動の中で貢献するために、地方自治体やNPO法人等との連携についても積極的に取り組み、今後の受講生数増加に繋げていく。

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