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第三者評価結果
(財)大学基準協会の認証評価結果を受けて 東京農業大学長 大澤 貫寿
このたび、東京農業大学は、文部科学省の第三者評価認証機関である大学基準協会より、「同協会の大学基準に適合している(認定期間は、2013年3月31日まで)」との認定を受けるとともに、本学に対する提言を含む相互評価結果ならびに認証評価結果を受け取りました。
この総評の中で本学は、教育理念として「新・実学」を唱え、21世紀における地球上の最重要課題である「食料」「環境」「健康」「資源エネルギー」の全てにわたり、基礎科学から応用科学、更には具体的な技術にいたる広範な分野の教育と研究を進めるとともに、地域や産業界とのつながりを重視して実学教育を行なっていることは、東京農業大学の大きな特徴と評価されております。また、新しい農学の可能性を絶えず追求し、生命科学や環境科学、情報科学の分野に至るまで、社会情勢や多様化するニーズに対応した教育・研究上の組織を整備している点は、特に優れている、との評価を受けました。
改善・充実の部分については、この評価結果を真摯に受け止め、今後の本学の改善に役立てていく所存であります。現在、本学の建学の精神および教育理念に基づいた教学改善・強化のため、「教育研究改善委員会」「ビジョン委員会」「管理安全委員会」等のもとで評価結果の内容を慎重に検討し、改善の方策に取り組んでいます。なお、大学基準協会によって指摘を受けた箇所のみならず、2006年度から実施が決定しているもの、既に、改善の取り組みが進行中であるものも少なくありません。
特に勧告を受けました定員管理の問題については、2006年度の学生募集から収容定員に対する在籍学生数の割合を抑え、また、編入学定員については、文部科学省に編入学定員の変更申請を2006年度中に予定し、これにより定員超過率が是正されることになります。
もちろん、本学が改善すべき点は、これだけにとどまるものではありません。特に大学院につきましては、「大学院の改革検討委員会」を設置し、教育・研究システムの再構築をはかるべく検討に入りました。それらの詳細については、今後、順次公開していく予定でありますが、改善点の抽出、改善策の策定にあたっては、大学基準協会の評価結果を参考にしてまいります。本学が国際水準を満たす大学として建学の理念に基づく使命を果たすべく、社会の期待に応えられるように教育研究の改革を進め、学生の質の保証に取り組んでまいります。
東京農業大学に対する相互評価結果ならびに認証評価結果 (大学基準協会 PDF形式データ 243KB)
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