−現時点での点検・評価と今後の取り組み−
これまでの各章において、東京農業大学総体の、あるいは農学部、応用生物科学部、地域環境科学部、国際食料情報学部、生物産業学部といった学部単位で、さらには教職課程や学術情報課程としての切り口で、また大学院の二つの研究科、農学研究科と生物産業学研究科について、順次15の項目について詳細な自己点検・評価を行ってきた。
1.今回の自己点検・評価を省みて東京農大の個性と長所が描き出された
第1は、理念・目的・教育目標のことについての点検・評価であったが、ここでは、本学における教育の狙いが現代的なニーズに適合し、価値あるものに定まっているかの点検・評価作業であった。また、第2の教育研究組織では、狙いとする教育研究を推進する体制の適合性を中心に点検した。第3の教育内容方法は具体的教育効果を問うものであった。ここについては、本学にあっては大学がその全体としての組織力を行使して効果が上がる状況に達していると判断した。また、第4の学生の受け入れ、そして教員組織、さらに中盤においては、研究活動と研究環境について、さらに学生生活については、教育研究の詳細単位である学部や学科での綿密な自己点検の実行こそが、その平常的な改善に最も効果的であると判断した。そして、施設・設備等、図書館他、大学の社会貢献、管理運営、財務、事務組織、情報公開・説明責任については、教学サイドの学部・学科の点検・評価に加え学校法人の自己点検・評価の成果に負うところ大であった。
自己点検・評価実施概念図( 29KB)
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