【点検・評価 長所と問題点】
多くの大学から時間と労力をかけて作成された自己点検・評価報告書が送られてくるが、自己点検・評価を実施する部署が利用するぐらいであまり活用されていないのが実態ではないだろうか。最近では、冊子が厚くなることもありCD・DVDなどの電子媒体で送付される大学も少なくないが、利用実態は同様である。大学のホームページに掲載する大学も増加し、今回の作成に当たっては、掲載されている大学のものを良く参考にさせていただいた。大学にもよるが自己点検・評価報告書、大学基礎データ、外部評価結果まで掲載している大学もあれば、外部評価結果のみや外部評価結果の概略だけの大学があるなど、掲載内容は大学によって様々である。大学のホームページ等に掲載する場合の基準作りが早晩必要と思われる。
本来この自己点検・評価の実施結果は学内の改善・改革にどれだけ結び付け、活用できるか、必要な改革・改善等の策定、更にこれをどのような体制で具体的実現を図るかが重要なポイントである。特に本学では、平成7年版では、点検・評価の報告書作成が中心であったものが、平成12年では、外部評価を実施することで、本学の長所を認識し、指摘箇所については真摯にこれを受け止め、改善に向けて実施・努力してきたことが大学にとって大きな前進につながっている。
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