【点検・評価 長所と問題点】
これらの指摘に対する対応は、農学部においてJABEE認定には至っていない。それは、現在この農学部において新学科新設を視野に入れた学部改革を検討しているからで、この新学科新設が実現すると、現有の農学科と畜産学科の一部改革も起こりえるわけで、平成18年度以降、指摘事項の対応を図りたいと考えている。応用生物科学部の施設アイソトープセンターの改善指摘については、すでに平成14年度、15年度において建て替えを実施し、新たな施設の中での教育研究活動が始まっている。地域環境科学部に対する指摘事項のうち、科学研究費補助金の取得については相当の改善が見られたが、必ずしも十分なものではないと認識し、よりいっそうの改善に努めている。国際食料情報学部においては、全学的な取り組みにより、教員人事に関しては研究業績に加え教育面や社会への貢献を考慮した評価の導入、シラバスのホームページ閲覧は実現し、情報化システムの拡充は学部内で相当進んだ。生物産業学部においては、道内出身者への教育機会の拡大を図るため、指定校推薦による入学者の増加に努め、地域内単位互換体制も確立し、教員の博士学位取得者比率は格段に高まった。
平成12年に行った自己点検・評価での外部評価における指摘については、ほぼ十分な改善を行い、その意義をまっとうできていると認識している。
「農学視学委員実地視察結果に基づく改善充実について(通知)」平成14年4月1日、14文科高第16号(文部科学省高等教育局長 工藤智規)では、「大学設置基準に照らし不足となっている産業経営学科の教授1名を速やかに充足すること」との通知を受け、これについては、平成15年4月に充足をしている。
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