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自己点検・評価

序章

自己点検・評価に当たって

第01章 理念・目的・目標
第02章 教育研究組織
第03章 教育内容方法等
第04章 学生の受け入れ
第05章 教員組織
第06章 研究活動環境
第07章 施設・設備等
第08章 図書館
第09章 社会貢献
第10章 学生生活
第11章 管理運営
第12章 財務
第13章 事務組織
第14章 自己点検・評価
第15章 公開・説明責任

終章

  あとがき

第三者評価結果

・学生の進路選択に関わる指導の適切性

【現状】
 卒業後の「豊かな人生」のために学生は大学4年間で何を見つければよいか。
本学では、見つけることのできない学生のため「社会経験」や「職業体験」の機会を提供し、自分の将来を描けるよう指導している。
 平成15年度の就職希望者は2,066名、就職決定者1,994名、就職率94.1%で進路決定先の主な特徴は、食品製造業、卸・小売業、化学工業、情報処理の業種が55.8%を占め、農業団体4.5%、公務員5%(91人)、教員3.7%(66人)、大学院進学9.8%、自営8.1%となっている。
就職決定者の地域別では、北海道4.1%、東北2.6%、関東26%、東京47.7%、中部10%、近畿4.2%、中国1.5%、四国0.8%、九州2.5%、海外0.6%と全国に人材を送り出している。
 毎年、企業を約300社訪問し、情報収集をはかりながら適切な進路指導を展開するよう努めている。

 

【点検・評価 長所と問題点】
 就職指導については、常に改善・改革を心掛け、学生のニーズに即した年間計画を立て、企画・実施・評価の三段階をいかに実行するかを心がけている。
 平成15年度の就職は、学生にとって相変わらず厳しい就職戦線の中、本学学生は積極的に就職活動を行い「就職希望者」のほとんどが、全県にまんべんなく就職が決まった。
 このように、多くの企業から本学学生の良さが認められ採用されたことは、本学の教育及び卒業生の実績に対する社会の期待であると受け止められる。
 常に社会情勢の変化に注視し、短期的な視野でなく、10年、20年先にどのような人生を送りたいか、長期的視点から考えることも必要である。今後の問題点は、企業が求める人材像が年々変化していく中、学生がその変化に対応できない状況が見られることである。

 

【将来の改善・改革に向けた方策】
 今日、社会の厳しい経済環境の中、企業は優秀な人材を求め、厳選採用を一段と推し進めている。
 企業は社員に対し自立を求め、逆に個人は会社に頼るのではなく、自分で考えキャリアアップを図る傾向が強くなってきている。
 そうした傾向は、学生に対して採用選考段階でキャリアに対する考え方を問うことになり、進路選択が多様化する中で、学生は早い段階から自分の将来について考えさせられることになる。
 このような社会状況下において、昨今の学生に欠如もしくは不足していると思われる就職活動事項は、(1)就職感が固まっていない(2)選択段階で何をしたいのか決まっていない(3)自己分析の不足(4)学習時間の減少、専門性確立のないままの就職活動等があげられる。
 このような問題解決に「職業観」や「就業体験」といったプログラムを開発し、(1)事前マナー研修(2)課外活動(3)キャリア開発(4)ボランティア(5)インターンシップ(6)語学研修等の講座を配置・充実させ、それらのプログラムを単位化し、カリキュラムの中に取り込むことによって、大学として組織的に企業の求める人材の育成を図ることを検討・計画している。

 

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