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自己点検・評価

序章

自己点検・評価に当たって

第01章 理念・目的・目標
第02章 教育研究組織
第03章 教育内容方法等
第04章 学生の受け入れ
第05章 教員組織
第06章 研究活動環境
第07章 施設・設備等
第08章 図書館
第09章 社会貢献
第10章 学生生活
第11章 管理運営
第12章 財務
第13章 事務組織
第14章 自己点検・評価
第15章 公開・説明責任

終章

  あとがき

第三者評価結果

・学生の心身の健康保持・増進及び安全・衛生への配慮の適切性

【現状】
 本学の学生からの生活相談に対応する組織として、「保健室」と「学生相談室」がある。これらの所管は、世田谷キャンパスでは健康増進センター、厚木キャンパス・オホーツクキャンパスでは学生サービス課が管轄している。保健室では、心身の健康保持・増進及び安全・衛生を担当し、学生相談室では心の健康保持、増進を担当している。

(1)世田谷キャンパス
・保健室
 学生サービスセンターに健康増進センターを設置、保健室には非常勤医師4名が月〜水、金に各1名、看護師2名が常勤し学生の保健管理業務を担当している。キャンパス内での怪我と病気の応急処置や専門医への紹介、健康相談、保健指導などを行っている。平成15年度の保健室利用者は、学生総数8,398名のうち3,791名である。

 

・定期健康診断
 学校保健法、結核予防法の定めにより毎年4月上旬に定期健康診断を実施している。平成15年度の受診率は91%、有所見者は798名、平成16年度の受診率は92%、有所見者は239名であった。有所見者に対しては再検査をし、その結果により健康相談・保健指導を行い必要に応じて医療機関に依頼し、疾病の早期発見・早期治療に努めている。

(2)厚木キャンパス
・保健室
 看護師1名。怪我、病気の救急処置、病院紹介、学生相談の受付業務・心身の健康相談、指導、健康診断に関する業務に当たっている。平成15年度保健室利用者数は、学生総数1,985名のうち856名。4月の定期健康診断後の再検査も含めると1,100名となる。学校医による健康相談は、月に2日(1.5時間×2日)。平成15年度校医受診者は35名。健康診断後の再検査者が多い。

 

・定期健康診断
 毎年4月に実施している。平成15年度、平成16年度とも受診率は97%である。指定日に受診できなかった学生に対しては掲示にて呼び出し、受診を促している。再検査に関しては学校医・委託健診センター・保健室で対応、健康指導している。

(3)オホーツクキャンパス
・保健室
 学校医が毎週1日健康相談に応じている。また看護師1名は学生の健康相談や各種応急措置を行っている。定期健康診断後の再検査も含め、平成15年度は学生総数1,601名のうち延べ776名、平成16年度は7月末日まで延べ396名が利用している。

 

・定期健康診断
 毎年4月に実施している。平成15年度の受診率は97%、平成16年度は93%である。再検査に関しては学校医、保健室、委託健診センター、その他医療機関で対応している。

 

【点検・評価 長所と問題点】
(1)世田谷キャンパス
・保健室
 保健室では非常勤医師が診察や健康相談を行っている。最近の傾向は、精神的な問題が身体に出ている、いわゆる心身症的な症状を訴える学生が増えてきた。
 医師が不在の場合の対応は、再来室するよう促すが、看護師がその場で出来る限りの対応をしている。また、緊急時は近隣の病院を紹介し学生のニーズに対応するよう配慮している。


・定期健康診断
 定期健康診断の受診率は、過去5年間に少しずつではあるが上昇傾向にある。受診率上昇への努力としては、ポス ター等の掲示や構内放送の実施が挙げられる。

(2)厚木キャンパス
・保健室
 保健室には自由に使用できる計測器を設置し、学生が利用しやすいようにし、コミュニュケーションの場としている様子が伺える。また、保健室は、居場所のない学生の駆け込み寺的なところもあり、他にもそういった学生のための空間が必要と思われる。


・定期健康診断
 健康診断結果は、現状は有所見者のみに呼び出しで通知しているため、自己の健康に対する意識を持つためにも個人宛に最終結果を通知できるようにしたい。 

(3)オホーツクキャンパス
・保健室
 いつでも、誰でも気軽に入室できる環境作りを心掛けている。暇潰しの来室、バスの時間待ちの来室も見られるため、学生が集う空間として現在以上に必要である。友人を作れない学生や教員に相談できない学生にとっては貴重な居場所であり、情報伝達の場所となっている。毎月定例で学生メンタルケアの講習会を企画しているが、教職員が学生の目線で相談に乗れるよう研鑽中である。


・定期健康診断
 定期健康診断の受診率は90%を超えているが、受診率100%を目指して今後も学生へ呼びかけていく。

 

【将来の改善・改革に向けた方策】

(1)世田谷キャンパス
 保健室に関しては、平成15年度の保健室利用者は延べ人数にして、全学生の約45%である。主に健康診断後の再検査や急病、怪我などである。最近増加傾向にあるのが心身の健康相談である。学生のニーズに応えるべく現スタッフで努力している。
 定期健康診断に関しては、保健室を利用してない半数以上の学生が全て健康であるとは限らないので定期健康診断時の健康教育だけでなく健康増進センターをアピールし、健康情報の配信など学生自身が健康について考える機会を提供する努力をしていく。

(2)厚木キャンパス
 学生が有意義で充実した学生生活を送れるよう、今の学生が抱える問題は何か、また学生のニーズを把握するためにも、健康に関する意識調査や相談員、教職員との話し合いの場を設ける。オール農大を考えたとき世田谷キャンパスとの交流を検討している。

(3)オホーツクキャンパス
 スタッフの資質向上に向けての自学自習は当然であるが、研修会への積極的参加や3キャンパス関係者との交流及びメンタルケアを必要とする学生の増加傾向に伴い、学外カウンセラーを検討している。

 

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