序章
自己点検・評価に当たって
終章
あとがき
第三者評価結果
〔生物産業学部〕 【現状】 ここ3年間(平成13〜15年度)の学部全体での退学者はそれぞれ32、33、28名であり年間30名前後で推移している。学科別に見ると産業経営学科に多い傾向があり、過去3年間の退学者全体に占める産業経営学科の割合はそれぞれ、62.5、66.7、60.7%となっている。 退学の主な理由は、経済的事由、進路変更、就学意欲の喪失、身体的事由である。産業経営学科では低学年での進路変更による退学が多い傾向で、不本意入学者が存在することがうかがえる。
【点検・評価 長所と問題点】 本学部の退学者数はここ3年間変化のない推移を示しているが、身体的事由の多くが、精神不安、適応障害、躁鬱など心の問題で退学するケースであり、精神的なケアをどうするかが問題となってきた。退学まで至らないが、休学するものが増えており、そのほとんどが経済的事由と精神的な事由である。入学後に自分の学びたいこととの違いを感じて退学に至る例は少ないが、二次、三次希望で入学した不本意入学者に対する入学後のケアについては強化する必要がある。
【将来の改善・改革に向けた方策】 精神的な問題で退学及び休学する者が目立つことに対する対策として、メンタルケアの専門家を配置し対応することが急務と考える。産業経営学科において見られる一部の不本意入学者についての指導プログラムを検討し実行する。また経済的な事由への対応策として奨学金の設置などを検討している。