序章
自己点検・評価に当たって
終章
あとがき
第三者評価結果
〔生物産業学研究科〕 【現状】 博士後期課程では、博士前期課程において広く習得した生物産業学について、生物資源生産学分野、バイオテクノロジー分野、生物資源利用学分野および経営経済学分野の4分野から1専攻分野を選択し、研究者として自立できる研究活動を行い、またはその他の高度な専門的な業務に従事するのに必要な幅広い豊かな学識を養うこと教育目標としている。そのため博士後期課程では、博士前期課程以上に個別指導が重視され、学生の問題意識を尊重した論文執筆への助言・指導をきめ細やかに行い、高度な学術的理論および技術を教授している。とくに学会発表・投稿論文の執筆を通して専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養う教育を行っている。また、共同プロジェクトなどがあれば参加して、指導を受け、自発的に研究する機会を得て、さらに自己の研究を発展させる機会が与えられている。連携大学院方式による研究教育指導も学生に高度な学識および技術を習得させるのに有効なシステムである。
【点検・評価 長所と問題点】 指導教授による個別指導は適切に行われているといえる。各専攻分野とも学会発表および学会誌への投稿が行われており、執筆段階から投稿までの適切で真摯な研究教育指導の行われている成果といえる。また、「博士号は一定水準の論文を執筆し、独立して研究を進め、または高度な専門的業務を行うに必要な研究能力とその基礎となる豊かな学識を有すると認められる者に授与される」とされている。
【将来の改善・改革に向けた方策】 博士後期課程においては、自然科学系と社会科学系が補完的立場で捉える「生物産業学」の理念を尊重しながら、専門的にも格調高い博士号取得者の育成を目標に適切な研究指導が行われているが、論文審査において、指導教授に加えて副査に該当専攻分野において権威のある高い学識者を学内学外から人選することを徹底し、専門的にも厳正な審査を行うことを検討している。