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【将来の改善・改革に向けた方策】
本研究科における大学院教育は、学部教育と異なり少人数で個々人を相手にした教育方法が採られていることから、成績を評価するというような概念は、かみ合わないとしながらも、近年では大学院進学者の質が以前と異なって来つつあり、単に学歴を積み重ねるためだけに在学する者も増加しつつあるように見受けられる。このような学生については、研究指導面では個々のテーマ等によって指導の効果の現れ方が異なるため一律の評価を行うことは困難と考えられるが、講義等での教育効果に関しては、学部学生レベルで行われるような客観的試験によってこれを測定し、学生として必要と考えられる知識レベルの獲得を促す手法を取って行かざるを得ない可能性もある。各専攻の研究室は、独自の教育目標と方針を持っているため、学生の意識や価値観の変化を踏まえた教育研究指導方法に改善することが難しい状況もある。これを回避するために専攻を通じて指導方法改善に向かって協力する体制を構築する。
修士課程・博士課程修了者(修業年限満期退学者を含む)の進路状況( 70KB)
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