序章
自己点検・評価に当たって
終章
あとがき
第三者評価結果
〔農学研究科〕 【現状】 指導担当教員は、授業時間以外においても適宜必要に応じて学生の個別あるいはグループ指導に当たっており、研究に必要な資料や情報の提供はもとより、実験や野外調査など技術的な指導も行なっており、個別的研究指導は充実していると思料される。本研究科では、博士前期課程では特論演習および総合演習を通じて指導を行い、また博士後期課程では指導教授の研究室においてマンツーマン方式で指導を行っている。また、関連学会での発表など研究成果の公表に関しては積極的に個別指導している指導担当教員が多い。その結果、学生による研究活動は明らかに活性化しており、すべての学生が、それぞれの指導担当教員の研究室に所属し、常に接触を保っているので、日常的に指導を受けられる体制になっている。 このような個別的な研究指導の充実には、各指導教員の献身的な役割が大きいが、そのほかに物理的な面としては大学院生室の凡そ達成していることをあげた専攻もあった。すなわち、指導教員の研究室は原則として教員研究室、院生研究室、学生演習室がワンセットとして備わっている。さらに院生共通研究室も整備している。そのため指導教員と学生の距離が近く、このことも個別的な研究指導の充実に大きく貢献している。
【点検・評価 長所と問題点】 学生の研究課題自体が指導教員の専門分野であることがほとんどであり、指導担当教員の研究及び学生指導に対する熱意は高い。日常的に受けられる個別的な研究指導は充実していると評価できる。 在学生のおよそ半数の学生が内外の関連学会や研究会での発表を経験していることもその現れである。
【将来の改善・改革に向けた方策】 現在学部学生に対する対応として、オフィスアワーの設定が検討されているが、大学院学生は、通常指導担当教員の研究室に在籍していることから、特に個別指導の時間を設定するなどの対応は必要ないと考える。