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【点検・評価 長所と問題点】
平成3年の大学設置基準の大綱化以後、専門的科目を中心に学部教育が実施されてきた。しかし大学院進学者の中にはともすれば専攻の基礎科目を十分修得せずに進学するものも少なくない。基礎学力をつけ大学院教育をうけることが大学院をさらに発展させる要因となることは明らかである。
博士前期課程においては、各専攻とも主要な専修科目を配し、また学術研究の進捗や文化の多様化や社会の動向をも視野にいれ教育している。また、各専攻とも特別総合演習・実験を設け、専修横断的な視点で教育できるカリキュラムを配している。このことは評価にあたいするが、基礎学力をあげるための基礎的科目(英語、生物、化学等)を設けることも今後検討していきたい。
また、本学では一般に学部3年次から研究室所属させ、大学院生には学部生の教育等も実施や、ティーチング・アシスタント制度も導入しており、これらは大学院学生に学術教育の指導者としてのトレーニングの機会を与えるものとして効果をあげている。
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