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・外国語科目の編成における応用生物科学部の理念・目的の実現への配慮と「国際化等の進展に適切に対応するため、外国語能力の育成」のための措置の適切性
〔生物産業学部〕
【現状】
大学での語学教育は学部の理念を持ち出すまでもなく重要である。本学部では、英語教育の他に、オホーツクに立地する特性を活かして、ロシア語、中国語の教育に力を入れている。学科共通の必修科目として「英語(一)、(二)、(三)、(四)」を、学部共通の選択科目として「中国語(一)、(二)」、「ロシア語(一)、(二)」を1〜2年次に配当している。また、生物生産、食品科学科に於いては、「科学英語」を3年次に配当している。さらに、産業経営学科に於いては、「中国語(三)、(四)」、「ロシア語(三)、(四)」を3年次に配当している。いずれの科目も少人数教育を取り入れて学習効果を高めている。特に英語についてはレベル分けしたクラス授業を行っており、レベルの高いクラスにはネイティブの教員が担当している。中国語を担当する教員は中国籍で、学生の中国実習の引率も行っている。当該学部は生物資源開発研究所のプロジェクト研究として、中国、ロシア(サハリン)との交流研究を行っている。両国からの来訪者も多く学生のモチベーションも高い。
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【点検・評価 長所と問題点】
ネイティブ教員による英語、中国語教育は高いレベルの到達目標が達成されるものと期待され評価されている。レベル分けのクラス授業は円滑な授業運営を可能にし、おおむねの学生に受け入れられている。しかし、敢えて低いクラスを選択する学生の存在や、レベルの低いクラスの学習意欲の低さなど課題もある。LL機材などの設備は整っているが、本学部生の英語力は都会型の大学に比べて低く、留学を希望する本学部生のTOEFLやTOEICの点数は残念ながらあまり高いレベルではない。会話を含めた英語教育の強化が強く望まれるが、教員の確保など課題が多い。
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【将来の改善・改革に向けた方策】
グローバルな人材を育成するためには、会話を含めた英語力を身につけさせる持続的な教育システムを構築する必要がある。英会話教室との連携などを模索しているが課題が多く実現するに至っていない。英語検定、TOEFL、TOEICの級やスコアなどの資格を取得することを奨励し、一定レベルに達したものに単位を認定する制度を立ち上げ、教育をサポートするだけでなく自己啓発を促す方法を考えている。
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