・マルチメディアを活用した教育の導入状況とその運用の適切性
〔国際食料情報学部〕
【現状】
本学部の講義、実験、演習科目において、広くマルチメディアの活用が行なわれている。演習室には、パソコンや視聴覚機器が常設されており、ノートパソコン・ポータブル液晶プロジェクター等が整備されている。また、学内LANとの接続によって、ファイルの共有化やインターネットとの接続を行ない、効果的な教材開発、教材ドキュメントの配布、情報検索、レポートの回収、プレゼンテーション学習、ホームページ作成、データベース作成などが行なわれている。
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【点検・評価 長所と問題点】
機械・設備の面では、個々の教室によってマルチメディア機器の対応が異なり、またハードウェアの定期的更新が予算の制約もあって行なわれにくい場合もみられる。マルチメディアを活用して教育効果を高める努力はほとんどの教員が行なっているが、機械利用の習熟は、教員個人の能力と熱意に依存している。とりわけ、ハードウェアのトラブルなどにすべての教員が対処できるわけではない上に、コンテンツを製作する上でも、教員の負担は大きい。また、全学的システムと学科内のシステムの連携や学部内でのシステムの構築といったことについても検討していく必要がある。
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【将来の改善・改革に向けた方策】
マルチメディアを活用した教育をより充実させるために、利用者本位なシステムに改良していく必要がある。そのためには、教材制作やハードウェアの専門家から常にサポートを受けられるシステムの構築を図っていくことを検討していく必要がある。こうしたシステムの開発は学科や学部内で単独で行なうというよりも、むしろ全学的なシステムの導入の計画が進められなければならない。また、学部内で教員が個別に蓄積している授業方法や授業ツールなどの共有化を行なうために、情報交換を行なっていくことも検討している。
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