【将来の改善・改革に向けた方策】
入学試験選択の多様性伴う学力低下問題に関しての対策としては、推薦入学者へ合格発表後(12月)にフォローアップとして、英語、数学、理科など基本的科目の自己学習システムの導入を検討している。なお、併設高校からの入学予定者に対しては既に補習的課題を提供して自己学習をさせている。この自己学習システムを新入生全員に広げ、対象科目も各学科が指定する基本的、重要な科目に限定し、1学年に補習的授業として教養教育科目の一部に組み込むなどカリキュラムの再編・内容再考を「学科教育点検委員会」および「学部教育点検委員会」で行っており、専門教育により円滑に移行するための検討を行っている。このように、新入生の学力低下への対応が必要である。
また、受験希望の高校生徒が修学旅行に際に「大学訪問」を実施している事例が近年増加している。そのため学生のボランテア活動として大学案内のサービス向上を企画している。現在もそれなりに対応しているが、より組織的、システム的に実施できるよう改善計画中である。これらの活動により大学への希望動機の確認とともに高校で学ぶべき基礎的科目群の理解を高めることに寄与すれば高校卒業者の学力低下問題への対応に役立つものと思われる。
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