【将来の改善・改革に向けた方策】
「地域での行動から地球環境に貢献する」をモットーに、旧学科である林学、農業工学、造園学に蓄積された思考と技術を基礎に、山村地域、農村地域、都市地域で応用可能な計画力と技術力をもって、資源エネルギー問題までを視野に含む環境の保全と改善、そして創造を計る使命をもつのが、地域環境科学である。
教育システムは、学部共通科目による基礎教養教育にはじまり、森林、農村、都市を科学する動機付け教育、さらに各専門を深める応用へ段階進行するカリキュラムに特徴があり、特に専門の技術者育成教育については、JABEE(日本技術者教育認定機構)の水準に合ったシステムを導入している。自然生態系を実体験できる演習林やエコテク・ドームおよびスタジオ型演習室、個別専門の設備をもつ実験室が、環境工房となって実学教育がなされている。これが、地域環境科学部である。
今後は、基礎学力の低下が予測されるため、この課題に対する教育課程の改善方策について、一般教養科目も含め、学部および学科教育点検委員会で検討する必要がある。
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