大地震から身を守るには
 大地震は「もしも」ではなく必ず起こります。ふだんから心構えをして,万全な準備をしておきましょう。
 どんなに大きな地震でも,1分間程度で揺れはおさまります。落ち着いて行動しましょう。パニックを起すと危険です。安全な場所に避難したら,周囲の人と協力して救護活動を行ないましょう。デマに惑わされず,正しい情報で行動しましょう。
【避難場所】
 ・世田谷キャンパスはグラウンド,野球場(p.226,227
 ・厚木キャンパスはキャンパス内指定区域

キャンパス内にいるとき
教室・
研究室・
実験室
揺れを感じたら頭部を保護して机の下へ。戸を開けて出口を確保。実験は直ちに中止。ガス・電気器具はOFF。 落下物・転倒物・飛散ガラスに注意。
非常放送や教職員の指示に従って避難場所へ。
エレベーター 全階ボタンを押し,最寄り階で下り,階段を使用して校舎外へ。校舎外へ出るときは落下物に注意。
屋外 校舎から離れて(窓ガラスの落下や壁が倒壊する)指定の避難場所にすみやかに避難する。


キャンパス外にいるとき
電車バス 勝手に車外に出ない。乗務員, 車内放送の指示に従う。
路上 自販機, ブロック塀に近寄らない。ビルのガラス・外壁・看板等の落下に気をつけて, 安全なビル等に避難する。
地下鉄 非常灯が点く。乗務員の指示まで絶対に外へ出ない。
地下街 太い柱などに身を寄せ揺れがおさまるのを待つ。非常灯が点くので落ち着いて外に出る。60m 毎に出口あり。
自宅 戸を開けて出口を確保。揺れがおさまるのを待って外へ。電気のブレーカー, ガスの元栓を閉める。


火災が発生したら

(前頁参照)


救出・救護にあたろう

逃げ遅れた人や行方不明者がいる場合は,教職員 等に連絡する。
けが人がいたら,医師等が来るまで協力して応急 救護をする。
身体に障害のある人や,高齢者の安全を確保する。
テレビ・ラジオ・防災無線など公共機関からの正しい情報を聞く。

普通救命講習会に参加しよう
 毎年夏と春の2回,普通救命講習会を行っています。救急隊到着までの救命処置やAED(自動体外式除細動器)の操作修得ができ,「救命技能認定書」が取得できます。掲示や学生ポータルでお知らせしますのでぜひ参加して下さい。

やっておきたい防災対策

・非常口,避難路,避難場所の確認
避難路,非難場所の確認をしておきましょう。通路,非常口, 出入り口,には障害となるものは置かないで下さい。
・書棚等の転倒防止と出口確保
書棚,薬品庫,冷蔵庫等は,転倒防止金具などで固定しておき ましょう。出口をふさがないよう配置を工夫しましょう。
・消火器位置や避難器具の把握
学内では消火器や避難器具を随所に配備しています。位置や使 い方を把握しておきましょう。
・避難場所や帰宅経路の把握
避難は徒歩が基本です。帰宅経路を調べておきましょう。 家族との連絡方法を決めておきましょう。
(自宅では)
・室内ではスリッパを
地震の際に最も多いケガは飛散したガラスによるものです。 室内にはスリッパや軍手の用意をしておきましょう。
・近所の人と交流を
ひとり暮らしでも,隣近所の人とは普段から挨拶を交し合うな どして助け合える雰囲気を作っていきましょう。


備えておきたい非常持ち出し品

・一次持ち出し品(地震直後の避難に持ち出すもの)
非常食/貴重品/救急医薬品/最低限の衣類やタオル/雨具/ 懐中電灯/ラジオ/軍手/動きやすい靴
・二次持ち出し品(3日間の自給用)
飲用水ポリタンク/食糧/卓上コンロ・燃料/寝袋/ラップ/ 洗面用具/ドライシャンプーなど


地震の心得7ポイント