東京農業大学

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自己点検・評価

序章

本章

第01章 理念・目的・教育目標
第02章 教育研究組織
第03章
  学科・専攻科の教育内容・方法
第04章 学生の受入れ
第05章 学生生活
第06章 研究活動と研究環境
第07章 社会貢献
第08章 教員組織
第09章 事務組織
第10章 施設・設備等
第11章
  図書館および図書・電子媒体等
第12章 管理運用
第13章 財務
第14章 自己点検・評価
第15章 情報公開・説明責任
第16章 特色ある取り組み

終章

第三者評価結果

第10章

【施設・設備等の整備】

【現状の説明】
 本学各学科のキャンパスは、東京農業大学世田谷キャンパス内に設置されており、校舎等施設は、ほとんど共通使用である。また、実習農場も共通で使用している。
 生物生産技術学科の研究室及び事務室は、10号館3階を中心に配置している。10号館3階に実験実習室を有している。実習は動物関係が静岡県富士宮市の富士農場、植物関係は神奈川県厚木市の厚木農場(棚沢水田含む)で実施している。今年度から植物部門の一部は神奈川県伊勢原市の伊勢原農場で実施している。新校舎が完成し、授業での情報機器は整備したが、学科実験室で行う装置は、老朽化が進んでいる。
 環境緑地学科の研究室及び事務室は10号館4階を中心に配置している。10号館2階には実験実習室と資料室及び作業室をそれぞれ1部屋有している。パソコン類は、第T実験室にノートパソコンが40台を設置し、CAD設計やGIS実習、環境緑地専攻演習などに活用している。また、各研究室に学生が使用する共用のデスクトップパソコンを数台ずつ設置しており、学生のレポート作成や卒業研究などに利用されている。
 醸造学科の研究室及び学科事務室は、8号館(2010年に新築)に配置している。棟は延べ床面積約1,500u専有の5階建である。実験実習には18号館8階に専有の実験実習室を有している。18号館実験室の教卓提示装置、テレビ、スクリーン等の設備は老朽化している。18号館8階の学生実験室にはパソコン、LANなどの情報機器が設置されていない。8号館の各研究室には、学生が使用する共用のデスクトップパソコンを数台ずつ設置しており、学生の卒業研究、就職活動などに利用されている。各研究室のパソコンは、学生10人〜15人で1台を使用している状況である。
 栄養学科の研究室及び学科事務室は、9号館に配置している。実験実習室は、主として13号館研究棟を使用しており、2009年には、給食経営管理学実習室を約2倍の面積に増改修し、HACCP完全対応とした。同時期に栄養教育実習室を移設改修した。これにより、実験実習室は、調理実習室2室、理化学実験室3室、栄養教育実習室2室、給食経営管理実習室、同試食室、同演習室各1室、12号館に食品加工実習室、18号館に化学系実験室を擁している。
 世田谷キャンパスに設置されている情報関連設備の活用に加えて栄養教育実習室には50台のパソコンを設置して栄養情報関連実習に活用している。
【点検・評価】
 生物生産技術学科の実習は、野菜、農業機械部門は今年度から新設の伊勢原農場で実施し、果樹と花卉部門も厚木農場から伊勢原に移転計画中である。
 環境緑地学科の実習及び演習は、東京農業大学厚木キャンパス構内と伊勢原農場を使用している。実験室のパソコンは型式が古く機能が低いものもあるが、予算的な問題から更新がはかどらない状況である。
 醸造学科では、2010年9月に新研究棟が完成し、教育研究の施設環境は大幅に改善した。一方、18号館8階の学生実験室にLANがない為、インターネットを活用できない。
 栄養学科の講義用教室及び実験実習室の施設設備は、複数学科、併設4年制大学と共用していることにより、同系統の他短期大学と比較して充実している。なお、栄養士養成施設指導要領には実験実習室1室当たり99.17u以上と示されているが、栄養学科では、ほとんどの実験実習室が約3倍に当たる290u程度の面積を持っており、施設設備としては授業がゆとりを持って実施できている。実験実習室のある13号館は1976年(昭和51年)に建設されており、施設・設備の段階的な更新が必要な時期となっている。情報関連の基礎的な教育を受講して専門領域におけるパソコン導入による実習は効果的であると評価している。しかし、栄養学科の実習室に設置するパソコンは、学科独自に維持管理を行うことが必要になり、ソフト面を含めて維持管理の負担が大きくなっている。
【将来の改善策】
 生物生産技術学科では、実習地が分散し、畜産実習を行う富士農場にはキャンパスから貸切バスで行っている。その他の農場の場合は個々に行くことになるが、交通の便が悪く改善を検討している。また、情報設備の充実とともに、学生への指導方法の改善を進めている。
 環境緑地学科の実験室は、2010年度に改修整備を行った。それと並行してそれまで実験室内にあった書籍等の資料を、10号館2階の1室に移し、学生が使える資料室として整備した。パソコンを使った授業に関しては、コンピュータセンターとの連携をはかり、できるだけ大学のパソコン教室の設備を使用する方向で検討している。
 醸造学科の18号館8階の学生実験室に、LANなどの情報機器の整備を進める。また各研究室の学生が自由に使えるパソコンを増やす。
 栄養学科は、現在年間予算の6%を目安に機器更新を行い、時代に即した教育、研究に対応すべく努力していく。

 

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