【自己点検・評価の目標】 第1章で述べたように、本学は、これまでの113年間の歴史の途上で、社会の需要と時代の要請を真摯に受けとめ、教育組織の拡張充実、研究体制の強化、これに必要な教育研究施設や設備の充実に邁進してきた。具体的には、その時々の新しい学科の増設であり、カリキュラム改正、世田谷キャンパスにおける研究教育施設の新増設、あるいは実学教育に資する農場・演習林の整備、そして北海道網走市との連携により、新学部・生物産業学部をオホーツクキャンパスとして開設するなどの改革であった。つまり、凡そ過去の100年間においては、「自己点検・評価」と言う言葉は使わずとも、常に、節目節目の時代性をふまえ、その時の現状を十分認識し、これをもとで、当面する課題を解決すべく、既存の組織の中で点検できる仕組みを内包していたと言える。その組織とは、教授会であり、全学審議会(平成元年以降)であり、これらの中に組織された各種委員会、あるいは、それぞれの学科教員会などであった。
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