序章
自己点検・評価に当たって
終章
あとがき
第三者評価結果
〔農学部〕 【現状】 本学部に設置されている農学研究所は農業生産や園芸生産に関わる研究と、畜産に関わる研究に共通する食料生産・資源利用・生態系ならびに環境保全などを総合的、戦略的に研究し、農学としての新しい視点を見出して教育・研究に活かしていくための機関である。現在、動植物の環境適用と生産((1)遺伝子レベルから個体へ(2)新しい農業を目指した実学的研究)、厚木キャンパス有機性廃棄物の循環型システムの構築、地域関係プロジェクト研究の3課題に取り組んでいる。その他、厚木農場、植物園が設置されている。
厚木農場は学生の実習教育の場であるとともに、教員・学生の研究の場でもある。総面積は22ha(棚沢水田・二宮柑橘園を含む)で、実習教育は農場兼任教員と技術職員および関連する学科教員との連携のもとに運営されている。なお、海外姉妹校からの短期農業実習生も受け入れ、国際交流を図っている。
植物園は有用植物および貴重な資源植物等の収集、栽培、保存を行うとともに、教育・研究に資することを目的として設置されている。園内には有用植物のほか、ツバキ200余品種、ウメ100余品種、ツツジ120余品種が植栽されている。温室ではとくにショウガ科植物を広範囲に収集し、栽培している。
【点検・評価 長所と問題点】 農学研究所は学科・研究室を超えた農学としての総合的・戦略的な研究の展開に役立っている。しかしながら、予算的に十分とは言えない。農場・植物園については、当大学の理念である実学的な教育研究を実現する上で、非常に重要な役割を果たしている。今後、実習の内容を充実させると共に、学科との研究上の連携を深めることが必要であろう。
【将来の改善・改革に向けた方策】 農場については、学科との研究上の連携を通して、実習の質の向上を検討している。