・教員と教育研究支援職員との間の連携・協力関係の適切性
〔地域環境科学部〕
【現状】
ここでいう教育研究支援職員とは、いわゆる大学事務職員およびティーチング・アシスタントに限って述べる。日常業務は各学科には事務職員が配置されており、実際の教育研究支援活動を行っている。また、月に1回の割合で世田谷キャンパスと厚木キャンパス合同による学科長会が開催され、そこには両キャンパスの全学科長および事務関連職員が出席し、教育研究に関する事柄の連絡や意見交換により連携・協力を事実上実施している。また、学部運営委員会や学部学科長会において、個々の課題に対して関連する部署の職員の出席を求め、詳細に確認および審議している。
一方、ティーチング・アシスタントと教員の関係は、講義の始まる学期前の打ち合わせ・準備から始まり、実施日ごとの打ち合わせ・準備、講義実施中の指導補助、終了後の後かたづけ、反省会など、密に連携をとっており、支援・協力が適切に図られ運営されている。
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【点検・評価 長所と問題点】
大学事務職員と教員との間の連携・協力関係は適切であるが、やはり各学科の学生に対する教育は学科教員にその多くを依存している。そのため一部には教員の負担増として意識される事務的項目も存在する。たとえば学生や保護者に対する事務的連絡など、学科教員でなくても実施可能な部分の負担を依頼することである。
一方、ティーチング・アシスタントは有効に機能している。しかしながら、彼らに支払われる賃金に対する業務時間は、実質的な講義時間のみであり、準備や後かたづけ等にかかる時間は考慮されていないことは問題である。円滑な協力を得るために、超過時間に対する手当や配慮については担当教員が負担しているか、または無償で奉仕してもらっている。
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【将来の改善・改革に向けた方策】
教員と教育研究支援職員との教育に対する任務の区分けによる合理的な分担によるお互いの負担軽減に向けた検討が必要である。ティーチング・アシスタントに対しては、組織的な研修会の実施を検討している。
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