・教員選考手続における公募制の導入状況とその運用の適切性
【現状】
募集は原則公募制をとっている。公募実施計画の具体的内容については、各学科に依存するが、当該学科・研究室で人事計画に沿った公募を全国関連分野包含大学、研究所等へ向けて案内する。あるいは関連学会誌への公募掲載あるいは農大ホームページへの人事公募掲載などの方法手段をもって公募としている。
オホーツクキャンパスでは、約2年前から本格的に公募制導入に踏み切り、専任教員については定着している。
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【点検・評価 長所と問題点】
大学における人事委員会では、人事の公平さを保つ意味から教員募集にあたって常に公募したか否かの点検、評価を行い、学科募集人事が公募に基づき適正に運用されるよう学部長を通じた指導がなされている。
また、オホーツクキャンパスでは公募制に切り替えてから、採用目的に合致するか期待以上の研究能力と教育者としての資質をもつ人材が得られるようになってきた。その結果、当該学科・研究室の研究レベルや教育レベルが向上しつつあり、全体が活性化し始めている。さらにこれらの人材は現在進行中の学部・学科再編のキーパーソンになりつつある。今のところ、公募制の長所だけが目立ち、短所は表面化していない。
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【将来の改善・改革に向けた方策】
公募制での教員採用にあたっては、審査が書類ならびに面接を中心とした短期間に行われる現状に鑑み、将来への適正人事であったか否かのリスクがある。教員としての適格な人事を達成するために今後長期間に渡る視点からの審査方法についても検討していく。
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