序章
自己点検・評価に当たって
終章
あとがき
第三者評価結果
〔地域環境科学部〕 【現状】 本学部の各学科の入学者は、学生募集方法、入学者選抜方法でも述べたように、一般入試、推薦入試、社会人入試、外国人・帰国子女入試のような様々な方法で選抜される。一般入試による選抜者は、学業成績に優れ、本学科のカリキュラムを習得可能な者である。また、推薦、社会人、外国人・帰国子女入試による選抜者は、人物・学業成績ともに優れ、各学科の理念に賛同し、それぞれの分野の習得に熱意があると見なされる者である。 その中でも、主に推薦入試と一般入試により行われている。本学の建学精神である「人物を畑に還す」を受けて本学部は、自然と人間が調和し共存できる地域の環境を実現するための教育・研究、さらに地域から地球環境が創造できる人材養成を主眼としている。 とくに推薦入試は、多様な学生を入学させるためのもので、高等学校普通科はもちろんであるが、工業科、農業科などの職業学科からの人物・学業成績が優れ、専門分野の習得に熱意のある受験生を積極的に受け入れている。 また、社会人、外国人・帰国子女に対しては、人物・学業ともに優れ、地域環境科学分野の習得に熱意のある者を積極的に受け入れている。一般入試は、AおよびBの2つの日程で実施している。A日程とは、B日程に先立って実施される地方試験であり、札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡の5つの会場で実施している。また、B日程は世田谷キャンパスで実施している。受験生は両日程を受験可能である。合否判定は、各日程の得点を偏差値法で修正し、両日程を合わせた得点順で行われ、その結果により入学を許可している。なお、一般入試科目は、学科での教育・研究の方向性に含まれる学問領域を網羅するよう選定されている。
【点検・評価 長所と問題点】 本学部は過去3年間、毎年3,400名〜3,800名の志願者を確保している。「人物を畑に還す」は、本学のモットーである。本学部としての「地域・日本全国」社会貢献人材育成は、日本全国で活躍する企業人、行政公務員、JAなどの団体職員、学校教育の教職、さらには、各種のNPOに人材を送ることを意味している。さらに拡張して「地球・全世界」を相手とし、青年海外協力隊やJICA職員などとして、地球のあらゆる地域で活躍する人材を育てることである。
【将来の改善・改革に向けた方策】 各学科の特色である専門分野の充実、総合進化、それにはカリキュラムの上で分散させた専門科目の整理統合と、必修科目単位数を上げて学科の専門性を高め、学科の特色を維持していく必要がある。さらに実学の裏打ちとして実験・実習・演習に充分な時間を割く必要があり、このように継続的な改善活動が大学・学部の理念と受け入れ方針を維持するための将来の策になると考えている。