序章
自己点検・評価に当たって
終章
あとがき
第三者評価結果
〔応用生物科学部〕 【現状】 推薦入試の受け入れ方針は各学科とも生物、化学の基礎学力と英語の学力を指標として、応募者の志望動機と将来の方向を見極めて合否を判断している。 平成16年度の推薦入学者数は、各学科の定員の25%である。優先入試では、各学科25%前後を入学させている。定員の約50%を推薦と優先入試で選考している。推薦の基準は、推薦入試、優先入試とも評定平均3.5以上としている。 本学部は、生物および化学の知識を基礎に、基礎科目から専門科目へと積み上げ、実践的教育のために講義科目と実習科目を並行させるカリキュラム編成をとる。生物と化学の知識の基礎が必要とされるため、この基礎学力を持つ入学者が望ましい。入学生の殆どは4年次にはカリキュラム内容を消化し社会に雄飛する。学部の留年率は1学科1学年中平均して4〜5名が留年するが大多数はカリキュラムを修得し卒業している。しかし最近の「ゆとり教育」に端を発する中高の教育内容の低下はカリキュラム遂行にも影響が出始めており補習授業などで対応している。
【点検・評価 長所と問題点】 学部の基礎科目の中心は、生物、化学関連学科目である。カリキュラムは、これらに遺伝子工学や分子生物学を基礎に構築されている。 入試科目は、英語が必修で、国語T、数学TA、情報関連基礎から一教科選択さらに、生物TB,化学TBから一教科選択する計3教科3科目制となっている。カリキュラムの修得には生物と化学の基礎が必要とされるため、中高でその基礎を十分学ぶ必要がある。従来は受験科目外でも一通りの教育を受けてきたが、中高の教育内容が低下してくると大学の授業についていけない学生がここ数年出始めている。
【将来の改善・改革に向けた方策】 入学生における、生物・化学に対する学力低下に即応して、生物と受験科目に生物、化学を英語に追加して必修とする必要が出始めている。また学力低下が著しい化学については各学科独自の選択制の基礎授業を開講し実績をあげている。今後さらなる入学生の学力低下への対応策を現在検討中である。