東京農業大学

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自己点検・評価

序章

自己点検・評価に当たって

第01章 理念・目的・目標
第02章 教育研究組織
第03章 教育内容方法等
第04章 学生の受け入れ
第05章 教員組織
第06章 研究活動環境
第07章 施設・設備等
第08章 図書館
第09章 社会貢献
第10章 学生生活
第11章 管理運営
第12章 財務
第13章 事務組織
第14章 自己点検・評価
第15章 公開・説明責任

終章

  あとがき

第三者評価結果

・入学者受け入れ方針と大学・学部等の理念・目的・教育目標との関係

〔農学部〕
【現状】
 本学は、「食料」、「健康」、「環境」、「資源エネルギー」を21世紀のキーワードとして捉えている。これらはいずれも今日の地球規模での食料問題・環境問題、エネルギー問題など、農業・農学に課せられた課題と密接に関係しているからである。
 本学部は農学科と畜産学科の2学科で構成され、上記キーワードに答えるべく、食料としての動植物の生産科学ならびに人間と生物の共生学領域の諸問題に取り組む人材の育成に当たっている。農学科には農業生産科学コースと園芸科学コースの2コースを設け、農業生産科学コースには農業生産、資源生物、生産環境を、園芸科学コースには園芸生産、園芸制御、人間・植物関係の各々3分野を設置している。畜産学科には動物生産科学領域に家畜繁殖、家畜飼養、畜産物利用を、動物資源科学領域に動物応用遺伝、動物生理、動物環境の各々3分野を設置している。国際化、情報化、都市化など、社会情勢は激しく変化しており、農学に対する社会的要請は今後ますます重要かつ多様化することが予想される。
 このような背景から、農学科では建学の精神を継承し、農業生産現場に即した実学としての農学教育を通して、21世紀を拓く幅の広い視野に立って活動できる人材の養成を行うことを目的としている。畜産学科では動物生産を通じてこれら問題の解決を図るとともに、関連領域のリーダーとして活躍する人材の養成を目指している。

 

【点検・評価 長所と問題点】
 本学部は過去3年間、毎年3,500名〜3,800名の志願者を確保している。農業生産の比重は他産業と比較すると低下傾向にある一方、農学の役割はますます重要となり、上記のように極めて多様化している。入試方法も、一般入試に加え、併設高・一般高校・校友などからの推薦入試、社会人入試、外国・帰国子女入試、編入学入試、学士編入学入試などと多様化させており、農学科、畜産学科の理念・目的・教育目標を理解し、さらに一定の学力に達した学生を受け入れており、しっかりとした対応ができていると考えている。

 

【将来の改善・改革に向けた方策】
 日本の農業を担う後継者の養成は、本学部に課せられた使命でもある。さらに受け入れた学生を農業関係の教員、公務員、団体、民間企業に送り出すための学科の理念・目的・教育目標の構築について慎重に検討している。
 入学を希望する生徒の意識改革が第一の課題と考えられる。したがって、現在書面においてあるいは大学の見学会に訪れる生徒に対して受け身の形で対応しているが、大学教員が積極的に、農学領域が本質的に抱える問題解決の必要性の理解を得られるように説明することが重要であり、受け身から能動的な行動へと移行している。

 

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