序章
自己点検・評価に当たって
終章
あとがき
第三者評価結果
〔生物産業学研究科〕 【現状】 本学の生物産業学部は生物生産学科、食品科学科ならびに産業経営学科の3学科から構成され、同じ生物産業という基盤の上に立ち、社会に対する人材養成という観点から技術系、経営経済系の2つの分野に重点を置いた教育を行っている。とくに生物産業学を究めるための基礎から応用にわたる3学科共通科目が配当されている。 本研究科も1研究科1専攻体制にあり、博士前期課程では、学部教育で培われた「実学主義」の上に立ち、さらに高度で幅広い学問領域の知識の習得、研究水準の向上、そして創造的人材育成を目指す教育がなされている。そのため分野専攻は学部3学科の研究室を横断する4研究分野に関連する科目(8単位以上)を自由に選択できるように配慮されており、学生は理系および文系を超えた選択履修により、広い視野での知識を学修できるように工夫されている。博士後期課程は、博士前期課程において広く習得した生物産業学について生物資源生産学分野、バイオテクノロジー分野、生物資源利用学分野および経営経済学分野の4分野から1専攻分野を選択し、研究者として自立できる研究活動を行い、またはその他の高度な専門的な業務に従事するのに必要な、幅広い豊かな学識を養うこと教育目標としている。
【点検・評価 長所と問題点】 学士課程における教育内容が引き継がれて、大学院研究科では、さらに高いレベルでの専門的知識を習得すべく緻密な教育研究が行われており、両者の関係は適切であると評価できる。ただし、学部新学科計画に伴うカリキュラム改組は必要である。
【将来の改善・改革に向けた方策】 大学・大学院をめぐる社会的情勢ならびに学生のニーズの多様化に対応し、学部・大学院のカリキュラム改正が必要になってきた。大学院では、平成17年4月から実施予定であるカリキュラムの改正によって、学生の選択の幅が広がり、現代のニーズにあった水準の高い教育が期待できる。しかし、平成18年4月から学部に新学科の設置が計画されており、大学院としても、4年後には再びカリキュラムの改正を検討している。