序章
自己点検・評価に当たって
終章
あとがき
第三者評価結果
〔生物産業学研究科〕 【現状】 理系・文系が相互に補完する立場をとる「生物産業学」を究明する本研究科の目指す教育目標は、学部教育で培われた「実学主義」の上に立ち、幅広い学問領域の知識の習得、研究水準の向上、そして創造的人材育成である。平成17年4月から実施予定にある新カリキュラム体制下では、自然科学系および社会科学系を超えた選択履修により、学生が広い視野での知識を学修できるように工夫し、基礎から先端的な分野にいたるまで様々の科目を設けている。また、専攻分野では、学部学科の研究室を横断する専攻分野が設置され、各専攻分野には、学生の研究能力および専門能力を高めるカリキュラムが用意されている。選択科目は1研究科1専攻である「生物産業学」を活かし、学部3学科の研究室を横断する4研究分野に関連する科目を自由に選択できるように配慮されている。さらに、連携大学院方式による外部からの客員教員の導入は大学院全体の教育研究レベルの向上と高度な専門知識と技術の学修に、地域に密接した共同研究は知識の幅の拡大に役立っている。専門性を要する職業人としての能力を養うための修士論文作成指導は、指導教授との密なコンタクトを通して随時行われる。
【点検・評価 長所と問題点】 本研究科は自然科学系と社会科学系を超えた幅広い選択履修と学部3学科の研究室を横断する4研究分野に関連する科目を履修することにより、学生は理系および文系を超えた広い視野での知識を学修が可能である。また、各専攻分野では学生の研究能力および専門能力を高めるカリキュラムと論文作成指導による高度な専門知識と技術を習得できる体制をとっている。したがって新カリキュラム体制では「広い視野に立って清深な学識を授け、専攻分野における研究能力または高度の専門性を要する職業に必要な高度な能力を養う」という博士前期課程の目的にかなっていると判断される。
【将来の改善・改革に向けた方策】 問題点は旧カリキュラムの内容と学生の多様なニーズとに時間的ずれであったが、平成17年4月から実施が予定されている現代のニーズにあった内容に改正された新カリキュラムにより解決された。学部の新学科発足(平成18年4月予定)に伴う大学院のカリキュラムは再度、改革が必要になるため2年後にその準備に入ることを検討している。