【点検・評価 長所と問題点】
博士前期課程にあっては、各専攻で要求する講義科目、演習、実験、調査等を通じて専門的素養を身につけ、セミナーや修士論文の作成を通じて専門的知識を深化させ研究能力を培うことがどの程度達成されたのかについて評価しており、その評価は学生の資質向上の状況を比較的よく検討できるものと判断される。
博士後期課程においては、高度の専門性を必要とする研究活動に従事するために研究室単位での研究指導にとどまらず、研究集会や学会における研究発表や論文発表により外部からの厳正な評価を受けることになり、学位論文の完成をもって一つの区切りとしての成績評価が与えられることになる。
博士前期課程では、多角的に各学生に対する評価が行われ、資質の向上を検証できる。しかしながら、研究課題によっては博士前期課程の期間中に所期の成果をあげられないこともあり、一律の成績評価法が十分機能しない可能性がある。
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