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自己点検・評価

序章

自己点検・評価に当たって

第01章 理念・目的・目標
第02章 教育研究組織
第03章 教育内容方法等
第04章 学生の受け入れ
第05章 教員組織
第06章 研究活動環境
第07章 施設・設備等
第08章 図書館
第09章 社会貢献
第10章 学生生活
第11章 管理運営
第12章 財務
第13章 事務組織
第14章 自己点検・評価
第15章 公開・説明責任

終章

  あとがき

第三者評価結果

・教育課程における基礎教育、倫理性を培う教育の位置づけ

〔生物産業学部〕
【現状】
 入学時に行う「フレッシュマンセミナー」において大学生として果たさなければならない責任を自覚させ、正しい倫理観を持つことを指導しているが、基礎教育科目として特に倫理観を培うことを意識した社会倫理学のような科目は配当していない。しかし、学部共通科目として配当してある「現代社会論」「人間と職業」などの科目はバランスの良い社会性を身につけ、倫理観を養うことが出来る教科として位置付けることが出来る。一方、生命倫理については「生物生産学実験」、「バイオテクノロジー概論」、「バイオテクノロジー各論」、「生殖工学」などの科目で随時教育している。
 本学では、農友会という学生組織があり、教員の指導のもとにクラブや同好会を束ねている。また、ISO14001に関連した学生組織などのボランティア活動が盛んに行われている。課外活動ではあるが、これらの学生の組織活動は豊かな人間性を養うために大いに役立っている。

 

【点検・評価 長所と問題点】
 最近、精神的に未熟で社会性が欠如している学生が多くなってきているので、大学でも倫理観を培う教育が必要と思われる。しかし、本学部に於いては文理融合を旨として、多様な履修が出来るように多くの教科を配当しており、これ以上一般教養の科目を増やすことは非常に難しい。学生サービスセンターでの学生生活支援活動、担任、ゼミ、研究室での個人的指導によってそれほど大きな問題は起きていない状況にあり、注意深く状況の変化を見極めているのが現状である。

 

【将来の改善・改革に向けた方策】
 本学部では学生の倫理観について、大きく問題視するような状況にないが、問題を見逃さぬように注意深く状況の変化を見極め早期に対処できる体制を整える必要がある。当面は教科学習による指導より、教員と学生の密度の高い対話による直接指導を優先する方針である。
 倫理教育ではないが、学生たちの精神的なひ弱さが目立って来ており、早急の対応が必要である。現在、看護士の保健教員を配置しているが対応しきれない状況であり、スクールカウンセラーを配置するなどの方策を検討中である。

 

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