東京農業大学

Web情報検索
文字の大きさ特<-大->戻

自己点検・評価

序章

自己点検・評価に当たって

第01章 理念・目的・目標
第02章 教育研究組織
第03章 教育内容方法等
第04章 学生の受け入れ
第05章 教員組織
第06章 研究活動環境
第07章 施設・設備等
第08章 図書館
第09章 社会貢献
第10章 学生生活
第11章 管理運営
第12章 財務
第13章 事務組織
第14章 自己点検・評価
第15章 公開・説明責任

終章

  あとがき

第三者評価結果

・生物産業学部の理念・目的や教育目標との対応関係における、学士課程としてのカリキュラムの体系性

〔生物産業学部〕
【現状】
 1年次には教養的科目と学部共通の基礎専門科目が配置され、年次が進むに従って専門性の高い科目が配置される体系で構成されている。すなわち、教養的科目と基礎専門科目は学年が進行するに従って少なくなって行き、専門性の高い科目が逆楔形に増えてくる体系で遅滞なく専門性の高い科目に移行できる体制を取っている。1、2年次には分野専攻はなく学科共通の基礎専門科目を修得しながら自分の進路を探る。3年次に分野専攻を実施し、分野別専門科目を修得すると共に、希望する研究室に入り、卒業論文に向けての基礎トレーニングを受ける。4年次にはさらに専門性の高い特別実験を履修し、卒論としての課題研究を実施する。卒業論文は自分でテーマ考え、実行し、まとめ上げる自学自習で、教育効果が高いため8単位が配当されている。
 生物生産学科および食品科学科に於いては実験・実習の配当が多いことが特徴であろう。産業経営学科においても平成14年度のカリキュラム改正から生物産業体験実習を配置し、学部全体として、体験・感動のための特徴あるカリキュラムの体系を取っている。また、必修科目を出来るだけ少なくし、自分の履修したい科目を広く選択できる体系で構成されており、学生が自分のカリキュラムを構成することが可能になっている。

 

【点検・評価 長所と問題点】
 文理融合の教育体系を取り、学部共通の科目を多く配当してあるために、生物産業に係わる幅広い知識を習得できる反面、専門領域を深く掘り下げる教育が充分に出来ていない。このような場合、現在では大学院に進学する方法で対応しているが、技術者としての力量が低くなる恐れがある。技術者を目指す学生を対象として免許取得コースなどを充実させる必要がある。また、カリキュラムの自由度が高い為、単位取得のみを目的としたカリキュラムを修得する学生がいることも問題であり、多様性のある教育と専門性の高い教育をどのようなバランスで行うべきか大きな課題となっている。

 

【将来の改善・改革に向けた方策】
 現在、インターンシップの単位化や課外活動の単位化について検討中であり、カリキュラムの体系は益々多様化してくるものと思われるが、これが専門教育の弱体化につながってはいけない。専門分野の教育レベルを高いところで維持しながら多様化を進めるためには、卒業要件の単位数を上げる処置が必要になるかもしれない。前項で述べたように平成18年度には新学科設置に伴うカリキュラムの改正が予定されているので、その期に合わせて問題点の是正を図る計画である。

 

COPYRIGHT (C) 2005-2006 TOKYO UNIVERSITY OF AGRICULTURE. ALL RIGHTS RESERVED.