・「遠隔授業」による授業科目を単位認定している大学・学部等における、そうした制度措置の運用の適切性
〔国際食料情報学部〕
【現状】
本学部では、遠隔授業を実施しておらず、単位認定も行なっていない。
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【点検・評価 長所と問題点】
遠隔授業には、世田谷キャンパスの学生に対して、農業や食料生産の現場や環境保全活動の実践の場などと通信回線で結ぶタイプと、世田谷キャンパスの本学部の教員が遠隔地に居住する学生や他キャンパスの学生に対して授業を行なうという2つのタイプが考えられる。いずれにしても、遠隔地に音声や映像を配信するためのハードウェアの整備が必要であり、導入については全学的な検討が必要である。
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【将来の改善・改革に向けた方策】
学生のニーズの多様化や社会と大学との接点を高めるために、多様で先進的な授業方法の開発が不可欠である。遠隔授業は、海外姉妹校などと本学部教員による合同での授業や、宮古亜熱帯農場からの遠隔授業など、実地研修の事前・事後学習、他キャンパス教員との合同授業など、高い教育効果が期待される可能性があるので、将来にわたって検討していく必要がある。また、ハードウェアの整備が進めば、教育上の効果だけではなく、教員同士や海外研究者との合同シンポジウムなど、研究上の交流も進む可能性はある。ただし、費用(金銭・労働)対効果については検討しなければならない。
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