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自己点検・評価

序章

自己点検・評価に当たって

第01章 理念・目的・目標
第02章 教育研究組織
第03章 教育内容方法等
第04章 学生の受け入れ
第05章 教員組織
第06章 研究活動環境
第07章 施設・設備等
第08章 図書館
第09章 社会貢献
第10章 学生生活
第11章 管理運営
第12章 財務
第13章 事務組織
第14章 自己点検・評価
第15章 公開・説明責任

終章

  あとがき

第三者評価結果

・成績評価法、成績評価基準の適切性

〔国際食料情報学部〕
【現状】
 原則として授業日数の2/3以上出席していなければ定期試験の受験資格がなく評価の対象とならない。成績の評価方法については、授業期間中の小テスト、試験期間中の試験、レポートなどによって実施している。これらの実施方法および採点については予めシラバスに記載されている。また、試験期間前に学習支援課が実施方法を掲示し周知を図っている。成績評価は、採点基準(80点以上:優 70点以上80点未満:良 60点以上70点未満:可 60点以下:不可)に則って、試験やレポートが採点される。科目によっては出席点が重視されるもの、加味されないものもある。評価は採点基準に即して、担当教員によって行われ、客観的評価システムの導入には至っていない。
 成績評価法については、担当者にゆだねられている。講義科目では、定期試験、小テスト、レポート、出席を基に評価している。演習科目は、報告発表と出席を基にしている。
 成績評価基準を評価項目のウエイトの置き方とするならば、ウエイトの置き方は科目の担当者にゆだねられている。

 

【点検・評価 長所と問題点】
 大学において評価方法が授業担当者によって異なることは、大学教育の理念に照らし合わせて妥当であると考える。本学部のように社会科学系と自然科学系のもとで行われる文理融合教育では、多様な価値観が存在し、そのことが社会の活力と多様な文化を生み出す源泉となっていることを学生に対して認識させる必要があると考える。したがって、評価方法を画一化することは適切ではない。評価方法を受講者にあらかじめシラバスにおいて示すことは、教育効果を高める上でも重要である。平成16年度開講の講義科目では、すべての科目についてシラバスで明示されている。
 また、英語の授業では、能力別にA〜Dの4ランクにクラス分けがされている。習熟度別のクラス分けは習得効果を発揮するが、評価に際しては、Aクラスの「可」の判定を受けた学生の能力が、Dクラス「優」の判定を受けた学生の能力を上回ることもあり、習熟度別クラスにおける評価基準の一元化に関しては問題がある。
 また、授業は、知識や技能・技術を習得する場であり、それは期末試験で評価可能であるが、一方で授業は、学習・研究への動機付けを行う大事な場であり、期末試験という短期的期間での試験結果のみで評価できない。そのことへの配慮を絶えず教員は心がけるべきであろう。

 

【将来の改善・改革に向けた方策】
 本学部各学科においても成績評価基準についての共通認識を持つための議論が必要である。

 

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