序章
自己点検・評価に当たって
終章
あとがき
第三者評価結果
〔国際食料情報学部〕 【現状】 「専攻に係る専門の学芸」を教授するための専門教育的授業科目と本学部各学科の理念・目的、学問の体系性並びに学校教育法第52条との適合性は確実に機能していると判断される。 「大学設置基準」第19条第2項の「専攻に係る専門の学芸」を教授するのは、学年進行に伴うが、1年次から実験・演習が取り入れられ、2年次以降でインターンシップにより農家等での実地研修等(必修科目)が開講され、講義と研修の両面から現実の農業・農村の実態を理解させる。これは実学を重視する大学・学部の理念・目的に則っていると同時に、学問体系としても理にかなったものである。かつ、「学校教育法」第52条の「学術の中心として、広く知識を授けると共に、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させる」ことが十分に可能な専門教育的授業科目の体系であると考える。
【点検・評価 長所と問題点】 本学部は、教育目標でも示したように国際協力、国際経済、国際的企業感覚を身につけた有能な人材の養成を目標に、国際協力の専門家、食料問題と環境問題に精通したエコノミスト、バイオビジネスのエキスパートの育成を目指し、幅広い専門教育を行うために体系的なカリキュラムを整え、学校教育法第52条および大学設置基準第19条を十分満たしている。今後、社会が求める実践性をさらに重んじた技術の修得をさせるためには、専門科目の講義や演習科目が中心であることから多様なケーススタディや食料生産に関する具体的な技術の修得などの面を改善する必要がある。
【将来の改善・改革に向けた方策】 本学部では前述したとおり、学部・学科の理念・目標を新たに構築し、平成17年度から教育効果を高め、さらに専門性を強化し、即実践力となる人材を養成するためにコース制を導入する。専門教育科目は、所属学科の学生に学科共通基礎科目を修得させたうえで、選択した各コースの学生はコース専門科目を必修科目として履修し、他コースの科目を選択科目として履修でき、より幅広い専門を構築できるようにした。必修科目を絞り、専門選択科目を増やして、専門性を深めると同時に多様化している学生のニーズに対応した専門カリキュラム編成となっている。