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自己点検・評価

序章

自己点検・評価に当たって

第01章 理念・目的・目標
第02章 教育研究組織
第03章 教育内容方法等
第04章 学生の受け入れ
第05章 教員組織
第06章 研究活動環境
第07章 施設・設備等
第08章 図書館
第09章 社会貢献
第10章 学生生活
第11章 管理運営
第12章 財務
第13章 事務組織
第14章 自己点検・評価
第15章 公開・説明責任

終章

  あとがき

第三者評価結果

・マルチメディアを活用した教育の導入状況とその運用の適切性

〔地域環境科学部〕
【現状】
 講義教室のマルチメディア対応は平成12年度から取り組んでいる。平成12年度に液晶プロジェクターを備え付け、平成13年度にはLAN整備を各教室に行い授業でネットを利用できるようにしている。その後計画的に各教室をマルチメディア対応教室に改修し、平成16年度には3キャンパスで一部の教室で整備されている。この施設整備に合わせてデジタル映像やパワーポイントなどを活用する授業が増加している。
 このように一般教室においてもマルチメディア設備が普及しており、プロジェクター、OHP、ビデオ、資料提示装置などを随時使い分け、教育効果の向上を図っている。また、コンピュータ演習室においては各自に1台のパソコンを用いて実践的な情報関連教育行っている。

 

【点検・評価 長所と問題点】
 授業において必要に応じ画像情報等を用いることで学生の理解を深めることが可能である。
 講義教室のマルチメディア対応は時代の流れであるが、一方で加速する技術革新に設備が対応しきれない現状がある。とくにパソコンの進化は著しく、パソコンのスペックにプロジェクターが対応しきれていない。さらに利用頻度の高い教室ではプロジェクターのランプ交換が早期に生じ、コストとして計上しておく必要がある。また、備え付けのプロジェクターの場合、フィルターの目詰まりによって停止する事態が生じるため、定期的なフィルター清掃が必要である。これらのメンテナンス体制の整備が火急に望まれる。
 また、授業でマルチメディアを活用することは講義のビジュアル化を進め、視覚に訴える授業展開を可能にしたが、一方で授業が劇場化し視聴者として受講する状況も生じている。さらにパワーポイントなどの利用は板書に比べ速度が速く、「授業のスピードについていけない」「重要なポイントがどこなのかわかりにくい」と言った声が学生からあがっている。今後はマルチメディアの利点と欠点を充分認識した上で授業に取り入れることをFD活動として取り上げていく必要がある。

 

【将来の改善・改革に向けた方策】
 講義教室のマルチメディア化は更に進むものと考えられる。学生証のICカード化が実現すれば各教室でパソコンを利用して瞬時に出席者の把握が可能になるため、これに対応するインフラ整備も課題である。また、マルチメディアの利用が進めば進むほど設備の安定稼動やサポート体制が授業の必須条件になるため、安定稼動と弛みない技術進歩の吸収と展開の実現にむけた組織的な対応が求められる。

 

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