序章
自己点検・評価に当たって
終章
あとがき
第三者評価結果
〔地域環境科学部〕 【現状】 成績評価法、成績評価基準の適切性については、まずシラバスにて学生に伝えることが最初の手続きである。一般的な学生の成績評価は、学期末に行う定期試験、授業の節目に実施するレポート、小テストなどの組み合わせにより行われる。出席に関しては議論されており、出席して当然であり、そのため出席点は排除する方向である。これは授業に出席さえすれば単位を取得できるという考えを排除することであり、出席しなくても良いとすることではない。すなわちシラバスに掲げた目標達成度のみによって評価される。そのためにシラバスには明確に目標達成度を記載することになる。 なお、成績評価基準は教員個々によって若干異なるが、前記の各項目の合計点(総合点)100点満点で80点以上を「優」、70点以上を「良」、60点以上を「可」とする科目、教員が一般的である。 そのため、60点未満の成績は「不可」と判定され単位を取得できない。現状では再試験の機会を与え、基準に達すれば「可」となり単位を取得できる。
【点検・評価 長所と問題点】 シラバスについては、目標達成度を明示する項目を設け、近年充実している。しかし、一部の科目に関してやや不十分な記述も見受けられる。また、出席点に関しての統一的な判断と実行が問題点として存在する。 「不可」の成績に対し、再試験により単位を取得できることになっている。しかし、成績発表から再試験まで1週間しかなく、この間に単位が取得できるほど学力が向上するのか疑問視する意見もある。すなわち次年度に再履修して単位を取り直すとする意見である。この件に関しては今後、継続的な議論が必要である。
【将来の改善・改革に向けた方策】 シラバスの記述については、より充実と基本的考え方の統一と実行を図る必要がある。今後、実施結果の検討を積み重ねた上で問題点があれば改善策を検討する。今後、成績評価方法の検証と成績評価基準について学科全教員で検討する必要がある。さらに、GPAの導入により、卒業生の質、各学年での質を求められることを想定して、成績評価方法の検討も必要である。 問題点で指摘したように「不可」の成績にかかわる対応を早急に行い、結論を出す必要がある。