序章
自己点検・評価に当たって
終章
あとがき
第三者評価結果
〔地域環境科学部〕 【現状】 授業による単位数の算出は講義科目では、1時間の授業に対して前後各1時間の予習・復習を科している。そのため建て前上は1日に多くの科目が履修できないとされる。すなわち履修科目の登録単位数の上限を設定している。しかし、実際には多くの学生は1日に4〜5科目も履修している。また、一部の学生は低学年の時点で卒業単位のほとんどを取得し、4年次には授業に拘束されず自由に大学生活を送ろうと計画している。このような学生にとっては履修科目の上限設定が制限要素として感じられる。
【点検・評価 長所と問題点】 大学は4年間の学習時間が必要であり、カリキュラムが学年進捗と併行していることの理解が必要である。すなわち、大学では履修科目登録の上限を学則により年間46単位、各学期(前期、後期)で最大26単位と規定されており、学生は上限以上の履修を行うことはできなとされていることの十分な認識が必要である。すなわち履修制限は授業内容の理解のため十分な予習・復習時間等を考慮すると適切であると考えられる。
【将来の改善・改革に向けた方策】 履修制限の意味を理解させるとともに厳しい成績評価による単位認定が必要である。このような背景には十分に予習・復習しなくても単位が取得できる現状がある。そのため時間積算の根拠と単位取得の重要性を学生に対して徹底させなければならない。さらに履修制限=履修科目(選択科目)の厳選につながる。学生本人の目標を十分に考えることと教員による履修相談の充実が、将来の改善策にとって必要と思われる。