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自己点検・評価

序章

自己点検・評価に当たって

第01章 理念・目的・目標
第02章 教育研究組織
第03章 教育内容方法等
第04章 学生の受け入れ
第05章 教員組織
第06章 研究活動環境
第07章 施設・設備等
第08章 図書館
第09章 社会貢献
第10章 学生生活
第11章 管理運営
第12章 財務
第13章 事務組織
第14章 自己点検・評価
第15章 公開・説明責任

終章

  あとがき

第三者評価結果

・卒業生の進路状況

〔地域環境科学部〕
【現状】
 本学部の性質からして技術関連および公共事業および団体を含んだ業界へ就職希望する学生が多い。近年の構造的不況、公共事業に対する風当たりの強さなどの影響および学科改組による学生の目的意識の多様化によって、建設・土木関連企業への就職は近年低下を続けている。生産環境工学科では技術系の職種に就く学生数は5年前の40%程度から20%程度まで落ち込んでいる。このように技術職が減少する一方で営業職が増加している。卸売・小売業とサービス業への就職がそれぞれ20%程度に増加している。
 このような傾向は森林総合科学科、造園科学科でも同様であり、専門職に就く学生の比率が低下しているのが問題である。今後は多様な環境および情報関連分野への進出促進と専門分野での高い教育レベル維持が重要である。なお、公務員や教員および団体などは少数であるが安定した推移を見せているので、この方面の指導をさらに進めたい。

 

【点検・評価 長所と問題点】
 平成10年度に行われた学部・学科改組の理念である各学科の特徴を出した多様な学生教育を行う観点から、一定の成果が出ていると考えられる。しかし、学生に専門性の分散、希薄等の傾向が見られ、今後の課題となっている。

 

【将来の改善・改革に向けた方策】
 本学部の生産環境工学科は、平成16年度に日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定を受け、造園科学科は認定のため本審査を行った。今後は、森林総合科学科もJABEE認定を目指し、高度な技術者の育成と専門性の確保とともに多様な進路状況に対応するため、学科での特徴あるコースを設定し、これによる教育を着実に進める方向である。地域環境科学部の理念・目的、教育や研究目標、さらに、それに伴う人材養成を、社会や企業にアピールすることが必要である。現代社会において重要な側面は、環境保全であり、農林水産業はもちろん、各種製造業をはじめ、各産業において環境を無視しての展開はあり得ない。まず、社会や企業のニーズを調査・解析して、環境の計測と環境保全の知識と能力を有する卒業生を各産業に広く送り出すことが必要である。そのための地域環境科学部の理念・目的、人材養成、各学科体制等の改善・改革について恒常的に検討する必要がある。

 

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