東京農業大学

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自己点検・評価

序章

自己点検・評価に当たって

第01章 理念・目的・目標
第02章 教育研究組織
第03章 教育内容方法等
第04章 学生の受け入れ
第05章 教員組織
第06章 研究活動環境
第07章 施設・設備等
第08章 図書館
第09章 社会貢献
第10章 学生生活
第11章 管理運営
第12章 財務
第13章 事務組織
第14章 自己点検・評価
第15章 公開・説明責任

終章

  あとがき

第三者評価結果

・カリキュラム編成における、必修・選択の量的配分の適切性、妥当性

〔地域環境科学部〕
【現状】
 本学部の各学科の必修・選択科目の単位数を整理する。
 森林総合科学科:卒業単位数124単位、必修科目83 単位(67 %)、選択科目41単位(33%)
 生産環境工学科:卒業単位数124単位、必修科目74 単位(60 %)、選択科目50単位(40%)
 造園科学科:卒業単位数124単位、必修科目74 単位(60 %)、選択科目50単位(40%)
 このように学科によってほとんど同程度の必修科目数と単位数である。カリキュラムにおいて必修・選択の量的配分の適切性、妥当性についての評価は難しいのが現状である。
 この判断のためには、学科の学習・教育目標に関わる事項が多く、専門的に特化するのか幅広い分野を取得させるのかによって異なる評価となる。しかし、各学科の量的配分からみて必修科目の割合が6割程度であることは現状において妥当なものと判断される。
 なお、必修科目単位数の内訳は、基礎教育科目6単位(「フレッシュマンセミナー」、学部と学科概論)、教養教育科目12単位(英語科目と情報基礎科目)、専門教育科目56〜65単位である。必修専門教育科目単位は、卒業論文8単位の他、実験・実習・演習系科目が各学科とも多くの単位を占めている。これは、本学の教育理念である実学主義に基づいたカリキュラム構成となっているためである。

 

【点検・評価 長所と問題点】
 卒業所要総単位における必修科目の比率から考えると、必修科目の量的配分はほぼ適切と判断するが、多少増加しても妥当であると考える。本学部のカリキュラムでは専門基礎教育科目に重い位置付けをしている。そのため、低学年では専門基礎的科目の多くを必修としており、専門科目における学習効果が期待できる。高学年では実験、演習、卒業論文以外の専門教育科目を選択として配置し、学生が所属する分野に関係する科目を中心に、学びたい科目を自主的に履修できるようになっている。しかし、学習の系統からみて他学部聴講、他学科聴講で履修した科目(単位)を30単位までを卒業要件に加えることについては今後の問題点といえる。

 

【将来の改善・改革に向けた方策】
 本学部の生産環境工学科はすでにJABEE認定を得ており、続いて造園科学科もJABEE認定を目指して進んでいる。JABEEでは技術者教育のためのガイドラインを設け、独自の学習・教育目標を掲げている。これらの学習・教育目標を達成するためには履修科目がかなり限定される。そのためJABEE必修といわれる科目単位数が必要である。卒業のための必修単位以上の単位数が必要となる場合もある。そのため今後において、JABEE取得とより広範な分野で活躍を期待される学生に対する明確な学習・教育目標の確立が必要であり、これについては学部、各学科にて検討する予定である。

 

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