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自己点検・評価

序章

自己点検・評価に当たって

第01章 理念・目的・目標
第02章 教育研究組織
第03章 教育内容方法等
第04章 学生の受け入れ
第05章 教員組織
第06章 研究活動環境
第07章 施設・設備等
第08章 図書館
第09章 社会貢献
第10章 学生生活
第11章 管理運営
第12章 財務
第13章 事務組織
第14章 自己点検・評価
第15章 公開・説明責任

終章

  あとがき

第三者評価結果

・応用生物科学部の理念・目的や教育目標との対応関係における、学士課程としてのカリキュラムの体系性

〔応用生物科学部〕
【現状】
 本学部各学科のカリキュラム作成の基本は、学部・学科の理念・教育方針に照らして編成してある。学部横断的な学部共通の基礎科目として外国語、「スポーツ・レクリエーション」、「環境概論」など教養的科目54単位を配置している。同時に各学科の基礎科目70〜80単位を設けている。これらを基礎に学科の特徴を示す専門分野の専門科目50〜80単位を開講している。さらに他学部聴講30単位を認めている。卒業要件は、124単位である。
 一般教養科目としては、外国語、「自然科学史」、「知的所有権論」などを、応用生物科学部共通科目として25科目を設けている。その内、「日本国憲法」、「情報基礎」、「スポーツ・レクリエーション」17科目を1年次に開講している。学部・学科の理念、目的、教育方針、ならびに教育研究内容を理解してもらうために「フレッシュマンセミナー」を開講し成果を上げている。さらに本学が積極的に取り組んでいるISO14001に対応し、環境学生を育成する目的のため「環境概論」を設け1年次に学部共通科目として設けている。外国語は「英語(一)〜(五)」まで開講し、全学生にプレ−スメントテストを実施し、その成績をもとに少人数のクラス分け授業を実施している。さらに動物の発生など生命にかかわる分野研究に必要な教育科目として「生命倫理」を開講し、高い倫理観をもった人材の養成をはかっている。
 2年次には、各学科の基礎専門科目、実験・実習科目を配置し、実験科目の基礎的理解力と遂行能力を養成する。3年次には、専門科目と学科専門分野の専攻と関連させた応用実験科目を配置し、卒業論文研究への理解を深める。4年次には、卒業論文に集中的に取り組めるよう設定されている。以上のように学部・学科の理念・目的に相応した教育課程となっている。

 

【点検・評価 長所と問題点】
 各学科は、化学系と生物系の専門基礎的な科目を学部共通科目として配置し、基本のバイオサイエンスを修得させている。この基礎から専門分野へ進むための専門科目の履修法を履修モデルとして示し、学生が進みたい分野で必要な専門科目の取得のモデルを提供している。先端的なバイオサイエンスの教育上、最新の知識や技術の導入が常に求められているため、専門科目の見直しと「生命情報学」など新規科目の導入が必要で、速いサイクルでのカリキュラム見直しが必要となり、点検が必要である。

 

【将来の改善・改革に向けた方策】
 学部カリキュラムから専門的科目の割合が多く教養的科目の位置づけ、見直しが必要である。学部の教育目的である食料、健康、環境分野での教養豊かな高度技術者養成には、バイオサイエンスの先端的知識と基盤的教養の調和のとれたカリキュラムの再構築が必要であると同時に大学院との連携が求められる。

 

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