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自己点検・評価

序章

自己点検・評価に当たって

第01章 理念・目的・目標
第02章 教育研究組織
第03章 教育内容方法等
第04章 学生の受け入れ
第05章 教員組織
第06章 研究活動環境
第07章 施設・設備等
第08章 図書館
第09章 社会貢献
第10章 学生生活
第11章 管理運営
第12章 財務
第13章 事務組織
第14章 自己点検・評価
第15章 公開・説明責任

終章

  あとがき

第三者評価結果

・農学部の教育課程と農学部の理念・目的並びに学校教育法第52条、大学設置基準第19条との関連

〔農学部〕
【現状】
 農学科は社会的、産業的背景を踏まえ、より専門的な知識と技術を教授できるよう2コース制を採用し、教育に当たっている。それらは、世界的に重要性を増している食料問題を基本として、安全な食料生産を追求する農業生産科学コース、他方は健康で、美しい人間生活の実現に貢献しようとする園芸科学コースであり、それぞれ特色ある教育を展開している。


 農学科に入学した学生は初年度、両コースの知識、研究の基礎となる学科主要教科目を履修したのち、2年次で専門的な知識の向上のため2コースのいずれかを選択し、コースに配属された教科目を履修、専門的な知識、研究能力を得る。さらに3年次には各コースに設置されている3分野から1分野を選択、分野演習、卒業論文の作成等を通して専門的な知識を養成している。従って、大学設置基準第19条の「教育上の目的を達成するために必要な授業科目を開講し、体系的に教育課程を編成するものとする」との項を満たしている。
 この教育方法により、人口増加に対応した食料生産技術の向上、生態系保全、資源生物の保存・利用、野菜・果樹・観賞植物の生産・利用による美しいヒューマンライフ実現に貢献できる人材を養成しようとしている。さらに、国際化、情報化、都市化などの社会の変化に対応できる多様性に満ちた人材教育を心がけている。このことは学校教育法第52条の「知的、道徳的および応用能力を展開させること」に適合している。


 畜産学科は、広範囲の動物を対象にして社会のニーズに合わせたより専門的な知識と技術を修得できるように配慮して教育に当たっている。食生活に欠かすことのできない動物性たんぱく質を中心に捉えた安全な食料生産を追究する家畜生産科学コースと動物を資源として捉えて、その種の保全や育種学的追究あるいは人間やあらゆる動物の生活環境をも考慮した動物資源科学コースを設け、それぞれ特色ある教育を実施している。
 畜産学科に入学した学生は、1、2年次で一般教養的な知識並びに本畜産学科で必要な知識および研究の基礎となる学科主要専門科目を履修したのち、3年次より専門的な知識の向上のため家畜生産科学実験実習あるいは動物資源科学実験実習のいずれかを選択するとともに、学科に設置されている6分野から1分野を選択し、その分野に関わる実験実習並びに卒業論文の作成等を通して専門的な知識を持った人材の養成を行っている。従って、大学設置基準第19条の「教育上の目的を達成するために必要な授業科目を開講し、体系的に教育課程を編成するものとする」との項を満たしている。

 現在の教育方法により、社会情勢に対応した動物性食品の生産技術の向上、資源動物保存並びに利用、自然環境を考慮した生態系保全等、豊な人間生活に貢献できる人材を養成するとともに情報化、国際化等の社会の変化に対応できる多様性をもった人材教育を進めている。このことは学校教育法第52条の「知的、道徳的および応用能力を展開させること」に適合している。

 

【点検・評価 長所と問題点】
 農学科では2年次生から、農業生産科学か園芸科学のいずれかのコースを選択するようにしている。また畜産学科では3年次よりいずれかの研究室に学生全員を所属させるようにしており、専門的知識や技術の修得に配慮している点は評価できるが、これ以外の専門分野を希望する学生も存在していることは問題点となる。

 

【将来の改善・改革に向けた方策】
 現在、新しい農学分野をカバーする新学科の設立を進めている。これに伴い既存の農学科・畜産学科の改組も検討しており、これにより獣医学を除く大半の生産ならびに生活農学分野の教育課程が整うものと考えている。

 

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