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自己点検・評価

序章

自己点検・評価に当たって

第01章 理念・目的・目標
第02章 教育研究組織
第03章 教育内容方法等
第04章 学生の受け入れ
第05章 教員組織
第06章 研究活動環境
第07章 施設・設備等
第08章 図書館
第09章 社会貢献
第10章 学生生活
第11章 管理運営
第12章 財務
第13章 事務組織
第14章 自己点検・評価
第15章 公開・説明責任

終章

  あとがき

第三者評価結果

・生物産業学研究科の理念・目的とそれに伴う人材養成等の目的の達成状況

〔生物産業学研究科〕
【現状】
 1研究科1専攻体制からなる本研究科では、学部で築かれた実学主義をさらに発展させ、地域に根ざした研究を通して、現代のニーズにあった幅広くかつ先端的な生物産業学を習得した人材の育成をめざしている。研究教育の環境としては、豊かな自然資源と有数の農林水産業を有する恵まれた北方圏に位置し、その地域性を活用した生物資源の生産、利用、開発並びにその生物の生命・遺伝子の機能の解明と応用、生物産業・地域産業の経営と情報技術に関する理論の構築と新技術の開発についての研究を実践している。その成果は、生物産業学の発展に寄与し、地域社会のみならず北方圏の生物産業における技術革新の発信地としての重要な役割を担っている。
 研究科開設(平成5年)以来、その間に修士・博士の学位を取得した者は167名で、公務員(技術職員・事務職員)研究所(独立法人・公立・大学付属)、大学教員(独立法人・公立・私立)、短期大学、企業(研究開発・品質管理・営業)、養護学校教員、医療法人および情報関係など多岐の分野で活躍している。近年では、地域での調査研究を通して精通した北海道農業協同組合中央会、道職員として農業および林業改良普及員など地元志向の院生も増加している。

 

【点検・評価 長所と問題点】
 平成7年に博士前期課程および博士後期課程とする一貫的な大学院に改組されて以来、本研究科は、自然科学系と社会科学系が相互に補完する立場をとる生物産業学1専攻をとり、学部3学科の研究室を横断する4研究分野を配置した。本研究科の特色は、自然科学と社会科学が総合化された本邦唯一の「生物産業学」を柱とした幅広い学問領域の知識を習得させることにある。さらに教育研究の実際面では、実学主義を尊重し、研究者養成を目標とする大学院教育のみでなく、本学の建学の精神である実学主義を地域に密接させた地域グループ型研究を通しての実践教育および連携大学院方式による教育研究法を導入するなど、より幅広い見識と高い専門的技術を習得させ、大学院教育の充実と多様化した学生のニーズに応えるべく積極的な取り組みをしてきた。
 しかし、この間大学・大学院をめぐる社会的情勢が急速に変化し、日本の大学が世界トップの大学と伍して教育及び研究活動を行い、第三者評価に基づく大学間の競争的環境のなかで、競い合いが活発に行われることが要求されている。また、多様的な社会的ニーズに応える人材の養成が要求され、現代のニーズにあった高い教育研究を目指したカリキュラムに改正する必要がある。

 

【将来の改善・改革に向けた方策】
 平成17年4月から実施を目標に、研究科の理念に基づいた研究教育の水準を高めかつ現代のニーズに合うように各分野における専門性を明確にすると共に、各分野の授業科目を見直し、新カリキュラムの申請準備を行っている。

 

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