環境建設システム工学分野 建設システム工学研究室

 我々が生存し、快適に生活するためには農業施設、工業施設、生活施設などの施設・構造物の建設を欠かすことは出来ません。しかしこれらの建設行為は環境に対して一定の負荷を与えることも事実です。この負荷とは、山林の伐採に伴う砂漠化や、建設行為および完成した施設からの騒音発生、建設行為に伴う産業廃棄物の発生などを意味しています。これらの負荷を軽減するためには、様々な科学技術を応用したいろいろな方法が考えられるますが、本研究室では施設の設計・施工・材料といった建設技術の面からアプローチを行っています。具体的には、以下3点に重点を置いて研究しています。

1. 様々な構造物の設計方法の新たな確立および現設計法の見直しを通して、安全で快適かつ省エネルギーや経済性を考慮した構造物の建設を目指す。

2. 建設に用いられる材料の特性を把握する事により、効率的な材料の使用法、使用量の低減、省エネルギーを実現する。

3. 建設廃材、産業廃棄物の有効利用を目指してこれらを基にした新素材の開発を行う等に関して研究を行っています。

これらを通して農村における生産性の向上と生態系の保全、都市空間環境の創造を目指しています。

 
スタッフ
牧   恒雄 教授 生物機能を利用した環境保全技術の研究
小梁川 雅 教授 コンクリート舗装の設計法の研究、信頼性を考慮した構造物の設計法
 
主な卒論タイトル
バイオマスのエネルギー化に関する研究
樹木チップ舗装材の衝撃吸収特性に関する研究
コンクリート舗装の供用性能に関する研究
農道の路面プロファイルを車両振動に関する研究
農道の景観整備に関する研究
樹木チップ舗装材の強度特性について
供用履歴を受けたコンクリートの疲労強度に関する研究
透水性舗装における路床材料の変形特性に関する研究
ポーラスコンクリート舗装およびクレイ系グランド舗装の透水・保水性に関する研究
 

 


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